水底ガムシロップ

世の中わかんないことばっかりだ

【SideM】葛之葉雨彦は問題児のまま進み続ける

soremosouka.hatenablog.com

一年ほど前この記事を書いた。正直一段落だと思っていた。

4月頃に全くそんな事はないと思い知らされた。そして今回、またLegendersのお話は大きく大きく動いた。当日のオタクの熱を残しておきたいのでまた文字を書くことにする。

 

それにしても今回の衣装綺麗すぎる

 

※「めぐり合う星々★七夕LIVE」のネタバレが満遍なくあります

※いつも通りすべて妄言です

 

 

■タイプリからここまでのおさらい(知ってたら読まなくていい)

①Time Before Time(サイスタ)

タイムプリディクションを乗り越えたLegendersに冬の季節、新しい世界からの贈り物があった。

一見すると自分と側にいる人とのいじらしい関係性の変化を歌ったラブソングに見えるそれは、よく見れば「時計には短針と長針と秒針があり」「Legendersそれぞれの関係性の変化に対するラブコール」でもあった。

かっこいいスーツ姿のお写真ももらい、さらには最初から最後まで激烈最高最高最高な3DMVまでもらっちゃった。

折角なので見てください。

www.youtube.com

や~いいですね!!!しばらくこれ見て休みだな~ってMV出たくらいの時まで思ってたね!!!

 

②バレンタインライブ2022(モバ)

雨彦にとってはタイムプリディクションの後の初カード。

ここで英雄たちと交流したことで、ひとつ雨彦は気が付いた。

 

 

これひっくり返すと「自分が何に興味があるのか知らなかった」という事になるんだけど、とにかく「想楽とクリスと、他のみんなに興味があるんだなあ」というところに気が付いたのだ。

 

③Jet-Black Shadow!!Live(モバ)

そして割とすぐあと、なんだか不思議なとっかかりのあるイベントがあった。神速両面のお供をすることになったシルバーアクセサリーのイベントである。

勿論レジェとしてのポイントはストーリー06。想楽から雨彦への「雨彦さんがそんな風に言う(行動する)とは思わなかった」が初めて出た。そう、ここで。

今にして思えば完全に今回と前回のペンギンイベの布石だったのだが、バレンタインから周りを見る事の認識を改めた雨彦の変化に、想楽が意外に思うというシーンしか知らない頃だった私は「なんだこれ?」と思っていた。ジャズの時もそうだけどマジですげえよモバは…

 

④氷上のアクアリウム ~個性豊かなペンギン達~(モバ)

正直これだけで怪文書が一冊描けるくらい大変なイベントだった。未読の方は上のと合わせて読んでください。合わせてもタイプリと同じくらいだと思うので。

 

・かねてからファン(現実世界の私たち含む)の間でモチーフと噂されたペンギン

・直前に発表されたナンジャタウンコラボの絵、直後に発表されたサイスタSSRの明らかに「かわいい」寄りの姿

・法律改正により今まで「大人(20歳)になる直前、子供とのはざまである19歳」だった部分が消えたこと

・そこに端を発し、「子供と大人の狭間ではなくなった北村想楽を再度モラトリアムにする」という目標で(たぶん)、「自分らしさって何?」を再度問わせるストーリー

・今までは見守ってきたことの多かった雨彦が「見つめ、助ける人間」として翔真さんの手助けを借りてついに手を伸ばす

・まさかの根本解決しない、晴ればれとは終わらないストーリー

 

いや~すごいですね。褒め言葉ならいくらでも出てきますけどすごかったですね。

コラボもサイスタも利用し待ちに待った水族館仕事をクリスさんへのデバフに使うのもうますぎ怖すぎで泣きました。偶然ならいいけど偶然でそうなるか?

想楽くんのチェンジ後のお顔があれ?今回は作画おとなしいなと思ったらそれも多分意図してるっぽい(あんな精神状態で最高のお顔は確かにできない)のも唸りました。

 

そしてここでも想楽は雨彦の直球の「大丈夫か?」に驚いている。クリスも驚いてたけど。これも伏線ですね!すげえや。

後は本編で書くのでおさらいはここまで。

 

■雨彦の変化

ストーリー6、舞台に立ってたくさんのファンを前にした雨彦が自分の短冊に書いた願い事を言うシーン。内容も衝撃が強すぎて初見は「ユニット婚二回目?」しか言葉が出てこなかったがクリスと、特に想楽の受けた衝撃は半端なものではなかった。ちなみにこれにはちゃんと流れがある。

 

「氷上のアクアリウム ~個性豊かなペンギン達~」のストーリーまでで想楽は「雨彦がタイムプリディクションの後、劇的に変わりはじめている」という事に気が付いていないのがわかる。

そもそも想楽は誰かを見る際にそんな物差しをもって見る事はしていなかったのでは?と思う方もいるだろうが、これは恐らくタイムプリディクションで「雨彦の気持ちに雨彦自身より先に気が付く」という無二の成功体験があったから、雨彦に対してだけ物差しができてしまったのではと推測される。

ずっとずっと追ってきて隠されてきた狐の真意に、本人にもわかってないところで気が付けた。それを伝えられた。だからなんとなく「雨彦さんはこう」を思うようになってしまった。

多分タイムプリディクションの後、雨彦が以前のままならそれも言い当てられっぱなしになっていたかもしれないのだけど現実はそうでなく自我を手に入れようとどんどん変わっていっている。その一因には確実に想楽がいるのに、想楽自身はそれに気が付いていないというもどかしい状態。

 

「雨彦ならこう思うはず」の予想に対して雨彦が違う行動を取りそれに反応する想楽、という単純な構図だが、

Jet-Black Shadow!!Liveでは「意外だなー」で終わり、

氷上のアクアリウムでは「大丈夫か?」と本人にしてはほぼ初めてなのではというレベルの直球な問いかけに「いきなりどうしたのー?」と珍しく驚いているのがわかる。

そこから今回の七夕LIVEでのあれなんだからそりゃあもう大層びっくりする。

そしてストーリー8であった通り、いよいよ想楽も「雨彦さんが変わっていっている」というのに気が付いたわけだ。

 

 

それにしても「自分の人生に、あまり興味がないのかもしれない」と言っていた男が、

一年近く経って「一度きりの人生を、仲間と共に謳歌する」って短冊に描くの、あまりにも流麗で100点中1000点の答えじゃないですか?すごくないですか?どうやったらそんな言葉思いつくんだ?

「一度きりの人生」で自分の人生がとても大事なことも伝わるし、その大事な人生を「仲間と共に謳歌する」んですよ?アイドルだからユニットだからじゃない、もう想楽とクリスも、他の事務所のみんなも含めて「自分の人生で一緒にいたい仲間」なのも伝わる。すごすぎる。とりあえず1日パック課金してありがとうすごすぎの手紙をしたためよう。

 

 

■Legendersに嵐がくる 金の逆風たる銀の嵐が

ストーリー8、全台詞良すぎて全部スクショしたので画像欄が異様な光景になっているのだが、とにかくここですごく大事な話がたくさん出てくる。

・雨彦は「いつも全力で己と向き合っている古論や北村」が羨ましいのかもしれない

・想楽は雨彦が変化している事に気が付いた

・「結成当初は安定したユニットだったのに今になってバランスが崩れ始めた」

・それでも雨彦は前に進みたい、二人を巻き込んででも進みたい

・「何を今さら。私たちはバディじゃないですか。」

 

「結成当初は安定したユニットだったのに今になってバランスが崩れ始めた」のところで想楽は「普通逆じゃないー?」と言っている。

そう、普通は逆なのだ。SideMにはバランスが崩れた状態でユニットをはじめ、今とてつもない安定を誇っているユニットというのもある。Legendersと対をなす(と私が勝手に思ってる)DRAMATIC STARSなんかが特にそうだ。あそこは誰かさんと誰かさんが初手で殴り合いの喧嘩をしたが今はとてつもない安定を誇っている。その喧嘩をした両名はモバが始まってから一度も両面をしたことが無いんだとか。

 

もしも逆を辿るのだとしたら?

喧嘩から始まり安定を貫くDRAMATIC STARSの対として、安定から始まりついにバランスの傾きが見え始めたLegendersが置かれていたとしたら?

LegendersとDRAMATIC STARSの違いはその社交性にある。DRAMATIC STARSは全力でぶつかれば多少傷をこさえても分かり合えるのを知っているけれど、Legendersの彼らはそもそも争いを避ける。誰かが傷ついてまで自分を通す事をしない優しい人達だったから。

でも今は違う。雨彦は二人を巻き込んででも進もうとしている。自分を優先している。

 

何が言いたいのかというと、残ったLegendersの両面たる雨彦と想楽のイベントでは、かつてのDRAMATIC STARSと逆、喧嘩が到達点の一つになるのではないか…ということで、これもう全部オタクの妄想だから許してくれ…外れても叩かないで…(急に弱気になるオタク)

 

でもちょっと状況証拠があるんですよ。7月のイベント予定見ました?今やってるこのイベントの次。去年やった輝と翼の両面リバイバル。全く今のLegendersと状況が同じ。

 

輝と薫の両面はやってない。こんなん並べられたら「おいお前ら今のうちに覚悟キメといてや」のメッセージがあぶりだしで出て来そうじゃないですか?

実際ヤバそうだな…って防御態勢とっててもこんなんなので全然だめでしたけど。

 

 

とはいえ!ストーリー8見ていただければわかる通り流石全生命体に勝ちたいLegenders、戦る気に満ちている。想楽の少し不穏な発言に対するクリスさんの意気込みがめちゃくちゃ頼もしい。やっぱLegendersのエンジンとフィジカルはクリスさんだなあと思う。いないと船は進まない。

なんかこの空気になっているLegendersをモバで見るのは久しぶりな気がする。ライブでもゲームでも、不敵な笑みと自信に満ちた三人の出す空気が大好きなので嬉しいし、たとえどんな大きな嵐であっても三人なら大丈夫だと、そう思わせてくれる終わり方で本当に良かった。

 

 

短冊に書いた想楽の願いは何だったのか、

残された最後の両面はどのように展開されるのか、

ラソン上位を事務所内で経験していない4人のうち1人が北村想楽である事に何か関係があるのか、

何もわからないけれども、私たちはタイムプリディクションから一年でまたしてもLegendersの大きな潮目に遭遇することになりそうだという事は、確かなんだと思う。

 

それにもしかしたら、もう私たちはその先の景色をもう見ているのかもしれない。Time Before Timeという曲で。Symphonic Braveという曲で。

(全然そうなんなくてもいいけどモバでひと段落した後にサイスタでシンブレイベントやったらすっごい最高大団円になっちゃうなって思った)

 

 

タイムプリディクションの時の衝撃と同じものは二度と味わえないだろうなと思っていたところだったので、はるかに短いストーリーでここまで揺さぶられてしまいもう脳が疲労で心地いいです。やめらんねえ~最高すぎる…ビンゴとかライプロは話短いから大丈夫!はもう昔の話ですね!モバのライターの神髄を見ました。凄まじすぎる。褒めまくって終わりにします。パーチケ爆死したけどその分他のPに雨彦が行き渡っているならそれでいい…!