水底ガムシロップ

世の中わかんないことばっかりだ

【ライブに行った】F@NTASTIC COMBINATION LIVE CONNECTIME!!!! DIMENSION ARROW【SideM】

315 Production presents F@NTASTIC COMBINATION LIVE CONNECTIME!!!! DIMENSION ARROWお疲れさまでした。
私は自分のことをよく「アニメから入ったにわか」と言っていたんですが、最近アニメから入った人間はもう新参ではないことを認知しました。
SideM知って5年くらい経つにわかプロデューサーの感想を残しておこうと思います。

 

◇これを書いている人はLegenders担当です
◇これを書いている人はファンコンのストーリーと8thライブとこのライブで頭がおかしくなっています


■公式サイト

idolmaster-official.jp


事前のお話

・一応前公演であるBRAIN POWER!!は見ていたものの、正直何をやるのか、どういうコンセプトなのか、
4ユニットあるけどお当番ユニットである2ユニットとそうじゃないユニットはどのくらい曲数差があるのかとか、
もう何もわからない状態だった。かつ私は後述するが致命的な見落としをしていて、交換曲の予想も「Not AloneとString of Fateとか?」くらいしか言ってなかった。結果から見返すと本当におばかすぎて泣いてしまう。担当ユニットなのに。

・しかも私は初日の13時公演、つまり本当の初演でDIMENSION ARROWに立ち会っている。夜に公演した共鳴和音と違い、4ユニットの類例がマジでない状態だ。本当に何もわからないまま、幕張メッセのイベントホールの前から三列目くらいにいた。端だったけど。

・ストーリーは一応全部目を通していた。ちなみにLegenders側の「自分の見え方」を読んだ直後の記事はこちらです。

soremosouka.hatenablog.com


「不揃いなサンカク」もめっちゃよかった。C.FIRSTが成長する一助に選ばれたのが、まさにそのタイミングで悩み抜いている北村想楽だったのが、本当に良かった。
北村が言うべきか言わざるべきかを悩むモノローグをあえてC.FIRST側のストーリーで入れてくれていたのも優しさだと思った。
それぞれがもがいて、いろんな人に頼り、少しずつ己を出していく、そういう小さいけど大切な一歩を書いてくれて、とてもありがたかった。
直後に「この世界の主人公」があったのもよかった。このへんはまた今度。

 

 

本編


前説

・北村がキレキレすぎて泡を吹いた。
そんな飛ばして大丈夫なのかと思ったが全く杞憂だった。

 

01.NEXT STAGE
そういえば、おろかな私は同行者のフォロワーと事前に全体曲何がいいかな~と話をしていた時ネクステがいいな…と言っていた気がする。
いやでもネクステっていい曲ですよね。いろいろなものが中止になったりした後、初めてライブで聞いたのがネクステだったのもあるかも。

 

02.We're the one
03.Legacy of Spirit
04.The 1st Movement ~未来のための二重奏~
05.喝彩!~花鳥風月~
そもそも最初にクラファの曲が来たのでだいぶ認識が遅かったんだけど、最初の曲だ…となった以上に「ま、ま、ま、幕張!!!!!!!!!!」になっちゃって大変だった。
なぜBP含めこんなに幕張にこだわっているのか謎だったんだけど、「最近ご無沙汰だった曲をやる」と「2ndライブ~3rd序盤の再演」が今回のライブは多分に含まれていたと思っている。
BPの前例があったのに気が付かなかったのが本当にアホだな~と思うけど、今回の4ユニットのうちクラファ以外は全員2ndライブが初の大型ライブかつ円盤が残っているライブになる。
声優さんたちはライブを重ねてきているものの、アイドル自身は全く同じ道を歩んできたわけではない。当然、本人たちが等身も同じくしてライブ会場で披露したことのある曲も、メタ的に言えば「ない」状態から始まっているといえる。(Altessimoは一応オケコンがあるけど)
だからこのファンコンライブでは、幕張イベントホールでSt@rting Lineの曲で始めることで、声優ライブの部分的な追体験をアイドル達にさせたかったのではないかと思っている。もちろんそこにクラファも巻き込んで。
私はそもそもアニメが始まった時からのPで、その段階で存在していたライブ円盤も2ndのものしかなかったこと、3rd開幕直前に見たことでLegendersPとして彼らの行く末を見たいと強く思った経験があるので2ndライブは……親……みたいなもんで、それをなぞられたのでもう、ここで頭がパンクしてしまった。


06.Trust me now
ほんとうにおろかすぎるんですけど、イントロの時点で「おっTMNじゃ~んクラファか~~~→ちが~~~~~~う!!!!!!!!!!!!」を素でやり吹っ飛んでしまった。あと予想もしてなかった曲なのでなおさらビビった。

前回のBPと、今回のCTだと彩・Altessimoの交換曲はひとつの課題としてはあるものの、ストーリーからすると本筋ではないというかお楽しみ要素的な味付けだったように思っている。だから私もそのノリで交換曲を予想したもののあまりピンとくるものがなかったのだ。
LegendersとC.FIRSTは交換曲にストーリーの続きというか、そこで得た信念とか決意を込めていたように思う。
Legendersの曲って劇中でもあるようにクラファの曲とは似て非なるというか、先端へ行く者たちがこちらを振り返って「お前はどうする?」と聞いてくるような、なんかそういうイメージなのだ。だからクラファの、Trust me nowの「信じて」はものすごい破壊力だった。
交換曲でここまでうちのめされる予定がなかったので私はここですでに気絶しかけていた。あと新しい曲を聴くたび思うけどLegendersの声のユニゾン、年々綺麗になってないですか?気持ち良すぎてはやくCDが欲しい。


07.KARMA
08.Sweep Your Gloom
09.Hundreds Color
10.Undiscovered WORLD
11.GO NEXT
12.Flowing Freedom
殴ってくる力が強すぎてよく覚えていない。
ただ、眉見と雨彦はストーリー上でも気にかけられていたというか多分似たような流れになるんだろうなの心もあると思ったら天地四神伝で同じ人物演じるっぽいのはもう少しなんというか手心というか
あと組み合わせが意外というか、天峰と北村がペアになるのはあまり予想してなかった。けっこう絡んでたからそりゃそうなんだけど。
Legendersにいるとなかなか見えづらいが、北村は天峰や漣あたりにはちょっといじわるなおねいさんポジションになるのが私は好きだったので
今回浴びるほど見れて本当に良かった。連携するところはしっかりしていたのもよい。


13.Make New Legend
あの~これの話ちょっと長めにしていいですか……人生でも類を見ないレベルのおろかさでこの曲が来ることを1ミリも予想できませんでした……LegendersPなのに……いちばん大好きな曲なのに……
あとTMNがあったのに「ギャアMNLじゃん!!!!!→(人が)ち、ちが~~~~~~~~~う!!!!!!!!」をやって吹っ飛んでた。もうダメだ……人生で一番頭がよかった日はセンター試験の日だったけど人生で一番アホだった日は間違いなく2023/11/18でした……

真面目な話、なぜ私がこれを予想できなかったかというと簡単で、公式を信じられてなかったの一言に尽きるんです。
不揃いなサンカクのストーリーは結果的に他ユニットに比べてしまうとどうしても「最初の一歩」という印象になる。そしてすぐあとに大きなお話がもう一つ控えていることも、それだけでは絶対にクラファの話は書き終わらないだろうというのもわかっていた。
TMNでも書いたが、今回のLegendersとC.FIRSTの交換曲は彼らが得た信念とか決意が滲んでいる。
そして、C.FIRSTと、その後ろにいるSideMを作り上げている、彼らの人生を信じている人たちの決意が詰め込まれたのがMake New Legendのカバーだったのだと、私は思っている。

私はMake New LegendがSideM楽曲の中で1番好きなのでことさらに思うが、そもそもLegendersの楽曲の中でユニット名の元である「Legend」が入った楽曲は現状これしかない。これしかないしその中に込められたメッセージ性は他楽曲とはやはり頭一つ抜けていると思っている。まあレジェの楽曲ってどれもけっこう独特なメッセージ性というかエピソードがあるのでどれが強くてとかはあまりないと思ってるんだけど、MNLは好き補正もあって……はい……

それともうひとつ、LegendersからC.FIRSTへのバトンタッチの曲でもあったように思っている。時代の変遷というか。
Legendersはもともと候補生から投票で選ばれ、今でこそ滅多に泣かないことがわかっている声優さんたちが恐ろしいほどのプレッシャーを感じていた2ndライブからC.FIRSTの加入までずっと最後尾のユニットであり続けた。
主だってモバの話になってしまうが、その間には実に様々な仕事があり、越境も個人もユニットも各々が成長を遂げ、今回のファンコンライブのストーリーでようやく全員が一歩先へと歩みを進めることができた。
だから今度はC.FIRSTの番で、君たちが先端を担うのだという、そんなメッセージにも見える。
……こう考えると、お披露目の時や6thライブの際C.FIRSTの声優さんたちにかなり気をかけていたり、リスアニの対談などもあったことも思い出すので、つくづく声優さんたちはアイドルの一歩先を行っているんだな……と思った。


14.桜彩
15.Never end「Opus」
「幕張」すぎてめちゃくちゃ叫んだ。

そう、彩にとっての幕張は2ndライブももちろんだけど、3rd幕張初日の「桜彩」もある。
幕張で、桜彩を知っている状態で、フルメンでの披露を見ることができてとても光栄だった。

Never end「Opus」も私はとても好きというか、2ndライブでString of Fateの前にあったこの曲の衝撃がすごかったのもあり、かなり神格化していた節があった。担当外なんですけど……
でも2ndライブの振り付けとはかなり毛色が違うというか、「この曲は彼らにとってはそこまで重苦しいものではないんだな」というのがわかったのがよかったな~と思った。2ndライブのあの感情極振りのパフォーマンスは、あの日あの時の声優さんたちと舞台を作り上げた人たちだからこそできた結晶だったんだと思う。

 

16.組曲 -to All Ages Concerto-

私が見たのは初回公演だったのでこれも試聴以外一切情報がない状態で見ることになったのだが、ファンコンライブの特性を生かしたというか、声優ライブだけでは絶対にできない難易度の曲がつくられたというのはめちゃくちゃ意義があるな……と思った。

12/1のラジオで、この曲は声優ライブでの披露は前提としていないつくりになっている、歌うのだけでも非常に高難度なのにファンコンではダンスまであって……と声優さんたちが話していたのを聞いて、こんな形で楽曲の幅が広がるのもすごい……と思った。Dramatic AnthemとSecret Lightがかなりメッセージ性の強いシリアスな楽曲だっただけに、組曲はひたすらに喜びと楽しさが詰め込まれた楽曲で、最後に公演名がどんと歌われるのもよかった。

 

17.来来美食

おろかすぎて「来来美食はこの次のクラファのストーリーの楽曲だから来ないだろ~」と思っていた。後から考えると桜彩とOpusの枠に来る曲があるんだから来来美食しかもうないんだよ。

C.FIRSTは結局交換曲として渡したTMN以外すべての楽曲を本人たちも披露できてて、それもまたよかったな~と思う。足並みそろってるというか。他ユニットではどうしても全曲やるのは難しいくらい曲があるし。

声優さんたちとアイドルで振りの違いとかも面白かった。CDが出てないのにコールが完璧な客席が異様すぎたけどそれはもう、優秀なPたちの側面が出まくってたからなので……

 

18.Time Before Time

3DMVの曲をどう料理するのか、はBP、ひいては声優さんの7thライブでの課題でもあったと思っている。

MVとしてどのユニットも珠玉の出来になっていて擦り切れるほど見ている人間も多く、つまりは目が肥えた顧客になってしまった人が多い曲をどのように魅せるのか。これについてはユニットごとにかなり答えが分かれる結果になっていると思う。

Legendersの場合は3Dでできることの制約もあったのか、MVとはフォーメーションもかなり変わっていた。んだけど細かくファンサポイントが敷かれていたり、「なんていうか意外だったのさこんな風に並んで歩くのが」のところでMVでは目を閉じていた雨彦が想楽とクリスの方を見やっていたとか一番で雨彦がウインクしてたところを二番で北村もウインクしてたりとかとにかくいろいろあり、本当によかった。

 

あと、今更?って感じなんだけど本人たちのダンスがそこまでバキバキに踊るタイプじゃなかったというのが個人的に良かったな~と思った。というか声優さんたちがすごい踊れるんだな……というのを痛感した。もうちょっと踊ってもよかったかも?くらいは思ったがモデルの都合もちょいちょいありそう。特に雨彦が。

雨彦は客席をあおる際かなり自由にジャンプしたり足蹴り上げたりしてるし話を聞くときも姿勢がちょっと傾いてたりして、隣でちょこんとしている想楽(174cm)とお行儀よく構えているクリスとの対比が本当に面白かった。

MCの話をすると永久に文字が続くのであんまりしないが「俺たちの末っ子を返してくれ」で爆発したのにちゃんと二日目まで黙ってたのえらすぎる。ほめてほしい。

 

19.Secret Light

そもそもライブコンセプトの話からになるんですけど、サンカクが3つと長針短針秒針の3つを合わせて三本の矢にしてテーマを「現在(イマ)」にするの、すごくないですか?

試聴の時点で「そう、何も壊さないで 叶う夢はない」が強すぎたし、クラファに「旅の終わり」を歌わせることの意味を考えて唸ってしまった。

これまでの彼らの歩みはモバもありステもありスタもあり舞台もライブもあってそれぞれみんなばらばらだったけれど、今まさにそれを束ねてこれからを綴っていくところで、あてがきのように6人に配された言葉が本当に美しくて、よかった……他ユニットに来ていたらいいな~!!!っ暴れるくらいいい曲だったのですがなんと担当ユニットの曲だったので大喜びしました。

 

20.Beyond The Dream

これがやりたかっただけだろ選手権すぎて大喜びした。あとフィジカル1人だったからやんないと思ってた。そんなおいしいのをセトリ決めてる人が見逃すわけがなかった。

ビヨドリもまた「幕張」の象徴だと思っているし2番のサビ前の「最高(315!!!!!!!!!)」ののコールが一番楽しいので、やれてよかった。

 

21.DRIVE A LIVE

すっかりEDの定番になったドアラも3Dの彼らは初めてだったのだと思うと感慨深い。MC的にいつもの感はあったけども。

 

 

共鳴和音の方も見たんですけどやっぱり幕張の、あとクラファは初ライブである6th東京をなぞってるな~と思ったしレガスピやTBTに比べてストフェがかなり声優さんライブよりだったのが嬉しかったなとか、

ストーリーは事前に全ユニット読んでて交換曲も実は和風堂々じゃないかとは思ってたけど想像の一億倍ヤバくて一日一回アーカイブ見ないと深刻な中毒症状が出るようになったとかいろいろあり、多分DAと同じくらいの回数アーカイブを吸っています。

円盤も決まり、オーコメもアイドル本人という贅を尽くしたような構成でうれしいし、担当カメラも控えてるし、次の公演も決まってるし、CDも出てるし、PRSもなんかヤバそうだし10周年に向けて半年前からギア上げてくみたいだし、

SideM元気だな……本当に……4月の時正直かなりいろんなことを覚悟していたので、ここまで好転してくれて私は嬉しいです。

前の記事でも書いたんですが私は「自分の見え方」のストーリーで成仏したので、これからはゆるゆるふんわり追えるな……と思ってたんですが、ついていけるのかちょっと不安になるくらいいろいろあって……でもいいことだと思います。このまま書きたいこと全部書いてほしい。せっかく今世界線をまとめようとしてくれてるし。ゲームはなくなったけど元気なSideMでいてほしいのと、彼らの行く末もまだ気になるので、私もいちPとしてまだ現役でいようかなという心持です。ありがとうございました。