水底ガムシロップ

世の中わかんないことばっかりだ

2023年の月記

 

はじめに

2023年、人生少し長くなってきた感あるのだけど本当に激震の一年だった。

せっかくなので、記憶が新しいうちに年内の振り返りをしたいと思う。日まで指定するとスカスカになるので月単位にするし、なんか微妙に空いてる月は飛ばす。日記じゃなくて、月記。

 

……という記事を本当は年内に書きたかったんだけど、サボったので2024年1月に書いています。すみません。

このブログは感想ブログじゃないの?というお小言が来るかもしれませんが、今年一年の人生の感想、ってことで……

 

 

1月

■モバエムサービス終了

私は2017年のクリスマス(side:happinessだったはず)からモバエムを始めたのでだいたい5年くらいになる。

この時はまだ物理媒体もポータルの話もなんにもわかってなかったので素直に見送れなかった気がする。というか、モバエム自身も全然朗らかにお別れする気がなかった(直前まで話が更新されてたんだけどそんな感じだったかれ)のがモバエムだな~と思った。

 

■深雪改二告知

艦これというゲームを知ってから今年で10年になる。

鉄底海峡のイベントが終わった後何も知らずに運良く着任した際、周りの提督が「ここは少し前までひどい戦争があったんだよ」と教えてくれたのを覚えている。

艦これは毎年周年にあたる4月には記念の改二が実装されるのだが、それに深雪が選ばれたとの報がイベントを見ていた提督たちから流れてきた。

これに対して青天の霹靂だったのかというと実はそうではなかった。9周年の折、珍しく深雪に周年おめでとうの期間限定ボイスがついたのだが、そこで「来年は改二とかどう~?(意訳)」と本人が言っていたのだ。いやそんなことあるかいな。

しかし前年やその前の年あたりから深雪はにわかに書き下ろしなどの機運が上がっていたのは事実。ローソンコラボの書き下ろしとかサントラCDのジャケットとか。かなりしっかり段階を踏んで満を持しての改二実装だったなあと思う。

 

深雪は第二次世界大戦前に沈んだがゆえに、史実をなぞろうとする多くの艦娘と一線を画す「特異点」と呼ばれることがある。

でもそれってつまり活躍した歴史がないのだ。他の武勲艦の方が目立つのは当然で、正直改二は絶望的だと思っていた。

だから決まった時、祈るしかできなかった。 祈りが届いたのか杞憂だったのか知らないが、4月、深雪さまは人生でも類のない最悪の状態になった私を助けてくれたひとりになった。

 

■サカモトデイズ読んだ

もうほんと恥ずかしいんですけどボイスコミックに推し声優のひとりである汐谷文康さんが出てたので見るか!→おもしれ~漫画だ……前ジャンプ買ってた時のにも載ってるから読んでみよう→おもしれ~!!!になった。今は単行本勢です。

アニメ化してほしい。

 

 

2月

シーパラコラボ

今年のプロデューサー業務で一番楽しかったの、これだと思う。

夢に見た水族館コラボ、書き下ろし、フードコラボ、クリスさんと実際の海洋専門家さんとの音声案内、そして声優さんをフルメン揃えてキャッキャさせたのちイルカショーを一緒に見る…… すごいな改めて。

ユニット単体で声優さんが全員いるイベントはむちゃくちゃ珍しくて、しかもそれがイルカショーって……もともと仲が良くて最近はみんな忙しいからあまり一緒におおさわぎできなかったんだろうなとか、

客席が近くていつもよりも数倍ファンサしてくれたりとか、ここにいるの全員Legendersのオタクなのやば……になったりとか、

レジェ楽曲の初カバーがイルカさんだったとか、もう本当に隅から隅まで楽しかった。

 

当たり前なんだけどユニット単体のイベントって、普段のライブやイベントに比べてお目当てユニットが出てない、有り体に言うと待ち時間がゼロなんですよね。

いやそれを失くすためにいろいろ予習して楽しめるところだらけにするのもこちらのお仕事ですけど、それでもやっぱりムラはあるわけで。

それがない………一切油断できない……本当にすごく楽しかったです。またやってほしいけど他ユニットもやってほしい。

 

■moiw

配信で見た愚か茶の間オタクですが楽しかった。

にわかながら今までいろいろとsideMの扱いづらさみたいなのをブランド合同のあれそれでは感じていて、でも面白いところと他にはできないこともいっぱいあるんだよな~と思っていて、その可能性の一端を見た気がした。

765プロオールスターズの歌うReason!!の「輝きの向こう側へ」とか、 天ヶ瀬冬馬天海春香のごまえとか、 秋月涼率いる315プロの歌うRaise the FLAGとか文脈で殴ってくる力も強かったし、

かと思えばなんかとりあえずみんなこれ見たいよね!!!!みたいなやつが全部盛りで来てみんなかたっぱしからメチャクチャになっていくのもほんとに楽しかった。配信リアタイした二日目の一発目が765信号機のヒカリのdestinationだった時の勝てねえ……感本当に良かった。

 

これは別に後付けって感じだし気のせいかもしれないけど、ここでけっこう5ブランド足並みそろったなあと思ったのもあって、
あったから4月の出来事はよりショックだったし、他マスのオタクが思ったより援護してくれてびっくりしたのもあった。
宿題が全部片付いたってわけじゃなくて、これから何回でも合同できるなあと思える感じの構成だったので、またやってほしい。今度は担当が出てくれるといいな。

 


■推しカプのWebオンリーがあった

私はもともと筆を執るまでが重い(くせに大して絵も字もうまくない)オタクなのだけど、
そんな私が同人誌を書くまで至った推しカプは今まで2つあった。3つ目が件の推しカプになる。
めちゃくちゃよかった~。この年になってようやく二次創作ってどうして面白いのかとか自分の好みとか、
赤の他人の創作(しかもわざわざ見えるように公開してくださる)に対して何を求めるのか?とか、
いろいろ考えるようになって、その上で推しカプの何を自分は出力したいのかを考えてなんとか出力する日々、楽しかった。
いろんな人の書く推しカプ、本当にいろんな気づきがあって良さがあって、よかった。

 


4月

■仕事が非常事態になった

冬あたりからずっとあったのだけど、職場でのパワハラがこの月から激化した。
私はいわゆる出向型の会社なのだけど、自分の会社ではなく出向先の方の人間に許容範囲外の暴言と無茶ぶりと本来私のポジションでは実施できない仕事を投げつけられる日々になっていた。
自社の方はとてもよく対応してくれてたのだけど向こうが全くなしのつぶてで状況は悪化の一途であり、
もともとメンタルは強い方だし耐久性もある方だと思っていたのだけど数か月そういうのに晒されてこの月からいよいよダメになってしまっていた。
毎日泣いていた。ずっと罵倒され否定される恐怖に怯えていた。仕事どころではないのに仕事は降ってくる。
仕事は何とかこなすもののもう生きていけるかが危うい程精神的にやられていた。


■家も非常事態になった

実家の人間が認知症の初期症状になり、深夜発狂するようになった。
同じ家で寝ているので当然それの対処に追われるし、寝れなくなった。
家族で協力して対策には当たるが事象自体はしばらく続いて、家事負担もここでかなり増えることになった。


■サイスタがサービス終了することになった

さすがに今じゃないだろ、が感想だった。
予兆がなかったとかそういう話じゃない。仕事と家庭の方が崩壊寸前の状態で趣味まで木端微塵にならないでほしかった。
いろんな人が精神的にピンチになっていたと思うけど、私も相当ピンチになってしまった。

ソーシャルゲームという媒体においてほぼ最悪に近い形で終わりを体験させられたわけだが、
これについては今なお許したとかそういう感情はない。
エンターテイメント企業がユーザーにトラウマレベルの不信を体験させたこと、末代まで恥じてほしい。
二度とやるなこんなこと。

この経験があるせいで、今でもSideMに限らず、コンテンツに対して「でも明日突然切られる可能性もあるしな」と思うようになった。
別に悪いことばかりではなくて、なら後悔なく楽しむべきだよねという姿勢でいられる。
オタクコンテンツに命をかけてしまってはなくなった時が怖いというのが今回わかったので、なるべく趣味は分散させていきたいなあ。


■深雪改二実装

生きててよかった。あと最推しの艦がつよい姿を見れるようになったのでよかった。
実際この改二実装のおかげで久しぶりに艦これを触ることになり、そちらに気を取られていることで助けられた部分が多かった。


■担当アイドルの二曲目のソロと新しいユニット曲の試聴解禁

同じくらいに試聴が解禁された。Eclipse of the HeartはLegendersの楽曲では意外だけど今までなかったダークな系統の曲で、
なんというか、当時の状況にとても寄り添ってくれていた気がした。偶然かもだけど。

 


6月

■人生初福岡上

あまりにも錯乱しすぎて人生初声優トークイベントのチケットを取り朝四時半に起きて新幹線で福岡に行くという初めてだらけのことをした。福岡ではフォロワーさんとご一緒できてとてつもなく楽しい時間を過ごせた。トークイベントも楽しかった。

 

7月

■315 Production presents F@NTASTIC COMBINATION LIVE ~BRAINPOWER!!~

暗雲立ち込める中、直前になって「それはファンコンの告知で言うやつでは?」「それファンコンで言わなくていいの?」「おい!!!!!」みたいな話がどんどん出てきてめちゃくちゃ懐かしかった。

実際ファンコンも配信だったけど楽しかった。そして終わった後の告知にLegendersが二弾に決まったとあり、卒倒した。ストーリーのタイトルを見てひっくり返った。

 

そういえば9周年生放送で確か8thライブのメンバーも発表されて、どうも雨彦と想楽がソロを歌うらしいことを知って二度卒倒した。

 

 

8月

インテックス大阪にいく

なんかフォロワーがみんなイベントに出るらしい!じゃあ行くか!と思ったら大阪だった。そんなこんなで大阪初上陸しました。

楽しかった~。実家とかその辺がまったく近畿に縁がないのでりくろーおじさんという幻の一品にも初めて出会いました。

 

■艦これイベント始まる

深雪改二実装の恩を返すために夏イベントに参加。実に4年ぶりだそうです。春イベントは、全然準備してなかったので自主的に辞退していました。

 

 

9月

■VIVANTとちいかわを見ていた

VIVANT、リアタイできてとても楽しかったな~。お話も面白かった。

ちいかわは完全ににわかですが、この時展開されていたお話に出てきたセイレーンちゃんがあまりにもかわいすぎ&理想の化け物だったのでだいぶちゃんと追っていました。前代未聞の長編だったというのは最近知りました。

 

FF14をはじめた

3Dのオープンワールド系ゲームもファイナルファンタジーもやったことのない恥ずべきオタクだったのですが機会を得たので始めました。

2024年1月時点でまだ手探り状態でそろそろ新生が終わるぜ!というタイミングですが、これからもちまちまやっていきたいなー。

 

10月

THE IDOLM@STER SideM 8th STAGE ~ALL H@NDS TOGETHER~

すべてが吹き飛ぶくらい楽しかった。本当に。

正直、正直ここで一度区切りをつけようと思っていたので、こんなに楽しくて、しかもまだあんま終わる気が全然なさそうなお知らせがいっぱいあって、本当にうれしかった。

いろんな人が見に来てくれて、よかったよって言ってくれて、よかった。

担当アイドル達が担当外のひとたちに褒められるのって、本当にうれしい。

 

■F@NTASTIC COMBINATION LIVE 連動ストーリー「自分の見え方」

私は結局「ここで成仏しなきゃマジで一生成仏できないバケモノになるからなるべく納得感あるストーリーであれ…!!!」というスタンスで臨んだわけだが、結果的にはかなりいいお話をもらえたなあと思っている。

何よりも、あのストーリーはフルボイスで、8th前に公開されたということは当たり前だけど声優さんたちがそのお話をある程度把握している状態でライブの練習に励んでくれていたのが本当によかった。

 

11月

■315 Production presents F@NTASTIC COMBINATION LIVE ~CONNECTIME!!!!~ DIMENSION ARROW

一か月もあけずに浴びていい物量じゃなさすぎる。本当に最高でした。

 

12月

■天地四心伝の絵がでる

葛之葉雨彦さんラスボスじゃないですかー!やだー!

 

 

おわりに

 

最後の方適当すぎるのだけど、そこまで大それた事件がなかったので許してください。

あと秋ごろにそれまでいた出向先から逃げさせていただきました。1年近くパワハラと圧迫環境にいたせいで後遺症がすごい!!!!!!!という状態ですつら!でもギリギリ生きていけそうかもとは思えてきました。

本当に懲りたのでオタク趣味はある程度の割り切りをして、依存しないように生きていきたいと思うんですが、SideMがまだ元気でいてくれそうなので気力のある限りはぼんやりお話を見たりなんだりしていきたいな~と思います。

 

でも、2023年にそういうことがあって2024年を迎えて真っ先に思うのは、

いままであった楽しい思い出が思い出したくない呪いになってしまわなくて、本当に良かったってことです。

そりゃ人によってはまだ呪いの領域にある人もいると思うのですけど、私はSideMの楽曲が、今まであったライブの思い出が、MOIWで合同ってとても楽しいなと思ったことが、一応楽しかったなあという思い出にまで戻ってくれました。

思い出って記憶からすごく都合よくいろんなものを削られて盛られた偶像みたいなもので、自分の人生に染み渡っていくにつれて、自分の一部になっていくと思うんです。

それが突然否定されたり、ないがしろにされるのって、自分の深部を傷つけられているのと同じことなんですよね。それがゲームなのか、ライブなのか、それを複合した自分の体験なのかは人によって違うけど、「楽しかった」思い出を蔑ろにされるのはどんな悪口よりも傷つくんだと思っています。

 

4月にあったことはやっぱり許す理由とかはないし二度とやらないでほしいのは変わらないけど、

そこから本当にいろんな人が動いて頑張って神経削りながらいろんなことをしてくれたから今こうして私も自分の思い出を楽しいものとして置いておけるまで回復したと思うので、とても感謝しています。

同時に、自分に対してもよくここまで生きて耐え抜いたな~えらいな~と思っています。私よりつらかった人もいただろう、そうじゃない人もいただろう、まだ許せない人もいるだろうけど、2023年は本当にみんながんばって生きててえらい!の年だったなと思います。毎日自分をほめておいしいごはんたべてふかふかのお布団で寝るぞ!

そんなわけで2024年もなんとか生きていきたいです。ありがとうございました。