水底ガムシロップ

世の中わかんないことばっかりだ

【SideM】#私のオススメSideM楽曲10選【オススメ?】

■はじめに

#私のオススメSideM楽曲10選 というタグ企画があったので、せっかくだしやるか!と思い、書くことにした。
ただ、おすすめ楽曲10選だけだと選曲意図がとっちらかるな…と思ったので、自分が好きな曲のうち部門を三つに分けて10曲を絞り込みました。
「それはおすすめ楽曲じゃなくない?」と思ったそこのあなた!
不特定多数に推すなら、好きなものを推すのが一番説得力あると思わないか?思わないかも。とりあえずこの記事は私が好きな曲のことをしゃべり続けている記事ということで…すいません…許して…

 

■これを書いているオタクのSideM履歴
・2017年晩秋、フォロワーの熱すぎる薦めでアニメとエムステを同時に触れる。
・エムステで最初に選んだ一人であるアイドルがアニメ11話でようやく出てきたのを見て、突然Wikiを漁りだし、モバを始めてしまう。
・隙を突かれ、薦めてきたフォロワーに2018年ド頭にカラオケに引きずり込まれセカライ1日目を浴びせられる。
 「担当とは?ファンとは何が違うのか?」という疑念から、「この人たちの行く末を見たい」という決意をし、2018年1月に行われる3rd幕張1日目と2日目のライビュを申し込む。
・以降、Legendersの激重オタク人生を送っています。押忍。

 

 

 

 

■曲が好き部門

つまり、インストの時点で好きということ。
そして歌詞も好きということ。


①Make New Legend

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最初から激重オタクすぎる。すみません。でも曲の時点で好きなんです。プログレッシブが好きで。
5thの試聴の時本当にあまりにも好みすぎてこれを!?誰が歌うんですか!?Legenders!??!?!?!になりました。ありがとうございます。
ラスサビのどんどんのぼっていくようなピアノがあまりにも好き。
曲の時点で最高なんですけど歌詞というか、そもそも「Legend」が入っている曲じゃないですか。
強い曲だとは思ってたけど、ライブでの使われ方も完全にラスボスの扱いだったので本当に大喜びでした。最高だ。
それにファンコンでクラファがカバーしてくれたのもあります。ファンコンの感想でも言ったけど一番ありえないと思っていた曲でした。この曲を使うなら最上級の覚悟が必要だから。
彼らの弱さを内包した上での強さを一番鋭く表してくれている曲だと思います。いつか本人たちのライブでも聞いてみたい。

 

 


②mermaid fermata

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Altessimoってそれまでは神々しい光、まさしくライトイエローの色が相応しい荘厳な舞台のような楽曲が多かったと思うんです。
深海で泡と歌う深い深い青の曲で、たまげました……いやすごい好きなんですよ。こういう神秘的な曲本当に好きだから。
サビでぐっと上を向いてくらい深海から日の光が少し見えるようなイメージになるのも素敵。いや~好きだ……
あとこれもライブパフォーマンスも最高に好きでしたね。歌に極振りするAltessimo、最高すぎ~!!!!かっこよすぎ~~!!!!!

 


③GIVE ME FUSION

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イントロの掴みがあまりに好きすぎる。実家がポップンミュージックなので、ジャジーな曲がプログレとおなじくらい大好き。
サビ前の歌詞の間(ライブだと裾をさばくモーションのとこ)に入る音楽がかっこよすぎる。専門用語がまったくわからないので感覚で話すしかない。
洒脱なラブソングに見せて、歌っているのは卯月巻緒なので彼のケーキに対する、そしてカフェパレードに対する愛にも取れる歌詞もいい。
「編み込もう」が歌詞にあるのも好きです。

 


■思い出部門


つまり、自分がこのジャンルやら、ユニットやらを好きになった記憶と紐づいている曲。
並べたらほとんど全体曲になっちゃった……

 

④Reason!!

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アニメから入ったにわかなのですが、やっぱりこの曲は私にとってのSideMを代表する楽曲だと思ってる。
もちろん担当ユニットはアニメでアイドルとしての姿が見れなかったという事実もあるんだけど、3rd幕張一日目にあの赤と黒と青のジャケットを着た46人のイラストを見て、
グローリーモノクロームに身を包んだ46人がこの曲を歌っているのを見て、これは315プロみんなの曲なんだ、とものすごい感動を覚えた。
とともに、やっぱりラスサビ前の「輝きの向こう側へ」が大好きで、765プロとの浅からぬ縁をこういった形で受け継いでいたのもすごく好きだった。
合同で765プロが歌ってたのを見て本当に奇跡ってこういうことだよな…と思った。
節々でああこの曲のことが好きだからSideMに足を踏み入れたんだな、を思い出させてくれる、大切な曲になっている。

 


⑤String of Fate

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あらすじにも書いたが私はセカライでLegenders担当を決めたPである。ならそうもなる。
当時CDですでに曲は聞いていて、こんな不安を歌う曲をレガスピの裏に持ってくるんだ…Legendersってなんだ…?と思っていた。
実際のパフォーマンスがあまりに鬼気迫っていて、というかあのドラノンからWith…STORYまでのブロックが本当に刺さってしまったというか、
彼らの「理由」が鮮烈な武器になってこっちを串刺しにしてくる感覚がものすごく衝撃だった。
なんか巷では腰腰言われますけど、あの時の声優さんたちの焦燥感は今では絶対に出せないもので、モバでもステでも表面上はそつなくこなしていたアイドル本人たちの裏面を叩きつけられたような気がして、目が離せなかった。
そしてセカライの最後のカーテンコールでの一連の出来事で、「ここまで彼らに心を砕いて寄り添って泣いてくれる彼らと、歩みだしたアイドル本人たちとが作っていく景色を、私も見届けたい」と強く思った。
という、限界P誕生最大功績を残した楽曲です。

 


⑥MEET THE WORLD!

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上記の通りなので3rdがはじめてのリアタイライブになった。つまりそこで突然ワールドトレジャーをぶつけられたのである。
はじめてのゲームでの大イベントはワールドトレジャーだった。というのもあってか、この曲の好き度は曲単体というよりもそこに紐づく思い出が大きい気がしている。
確定でのライブ披露が4thだけだった(し、当時まだワートレは完走できてなかったので惜しい思いをしていた場面もあった)というのもあって、
7th横浜アンコールでのこの曲の披露はブチ上がりまくった。本当にいい曲だなって思った。いやめちゃくちゃいい曲だと思いませんか?
まあこれは私がそもそもワートレフランスに対して「モバがてこでもやらなかった「葛之葉雨彦as正統派正義の味方」を貴方にもできます、って与えてくれたステくんありがとう」の感情を持ってるからってのもかなりあるので、
人によるとは思ってる。全然関係ないけど現状人生イチの爆死はワートレフランス雨彦SSR狙いの無天井ガシャです。あーあ。

 


⑦Hands & Claps!

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2023年4月に起きた一連の事象で私はエンタメそのものに対する不信というか、「続くと思わないこと」を徹底するようになった。
だからこのジャンルに関しても8thライブで一区切りにしようと思っていた。思っていたところを、公式は全力パンチで吹き飛ばしてくれた。その原動力の一つがこの曲だった。
観客=プロデューサーに振りを要求する難易度の高い曲ではあったが蓋を開けてみれば曲がかかると勝手に振りをやりだす始末で、もともと平均値としてお祭り騒ぎが大好きな人間が多いジャンルにはぴったりのものだったのだろう。
それとともに展開された8thライブは本当にずっと楽しくて、よそから来た人たちにも一杯ほめてもらえて、まだ全然続くよということも教えてもらって、間違いなく一番幸せな空間だった。
今でも曲を聞くとその時の楽しかった感情が思い出せる。やっぱりこういうのがいいと思う。これこそがエンタメのあるべき姿だと思う。


■パフォーマンス・メディアミックス部門

つまり、声優ライブやMVなどを見て好き度が急上昇したような楽曲を指す。

 


⑧和風堂々!~WAnderful NIPPON!~

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どう考えてもファンコンのAltessimoのパフォーマンスでブチ抜かれてしまったのだけど、そもそもの楽曲としてもかなり好きな部類だったので許してほしい。
やっぱりこれに関しては「これをできるのは彩だけでは?」というところが「他のユニットが、特にAltessimoが真面目にこなすとこんなことになるのか…!」という発見と驚きに満ち溢れていて、
正直ファンコンの交換曲の中でもずば抜けて色の出た曲ではないかと思っている。
今はもう死語になりつつある「萌え~」という原初の感情を限りなくキショい形で我々に抱かせてくれたAltessimoの罪深いパフォーマンスを一刻も早く聞きたいし見たい。明日円盤発売してくれませんか。

 


⑨Change to Chance

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曲とイベントの時点でも結構好きだった部類だけど、これは7thでのパフォーマンスと3DMVでだいぶ好きが重くなった。
7thライブの横浜はサプライズだらけだった。その中でも誰も見たことのない3DMVをひっさげたF-LAGS、ダンスをMVから完コピしたLegenders、
あの日あの瞬間、315世界ではないこの世界だからこそ許されるBATTLE MIX、誰も知らない新曲をぶつけてきたHigh×Jokerに続く形で披露されたChange to Chanceの、あまりに愚直な歌とダンスのパフォーマンスに度肝を抜かれたのを覚えている。
やることはわかっていただけに、そのパフォーマンスからあふれるDRAMATIC STARSの「三人でいること」への自信とセンターユニットとしての強さが凄まじかった。
その半年後に披露された3DMVにも驚愕した。他のユニットのMVはアイドル本人たちの歴史と個性が詰まっていたが、ドラスタのMVだけは確実に彼らを演じていた声優さんたちのパフォーマンスのエッセンスがあった。
それがなぜドラスタに限って大きな要素として目立ったのかは明示されていないものの、SideMの初期を懸命に支え続けた三人の声優さんたちの尽力を称えたものなのではと思っている。
私はLegenders担当Pだけど、センターに立ってくれると嬉しいけど、やっぱりドラスタがセンターユニットとして315プロを代表して立ってその名に恥じぬパフォーマンスをしているのを見ると、とても心が強く持てる。
必然、この曲を聴くとその気持ちが少しだけ思い出せる。あと少しだけ頑張ろうか、という気分にさせてくれる。

 


⑩Time Before Time

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GLOWING SIGN@Lの一曲目はどのユニットも今まで挑戦したことのないタイプの楽曲だったように思う。Legendersはそれがラブソングというエンタメ分野のど真ん中になったわけだ。
でも蓋を開けてみたら時期はモバでタイムプリディクションという物凄い転換点の後で、Legenders三人それぞれの関係性がいじらしく進んでいくことを愛する歌だったわけだ。
歌詞もまあすごくて、頭の「なんていうか、意外だったのさ こんな風に並んで歩くのが」とか「透き通ったガラスの向こう側 憧れはただ飾られていた」とか
「君にとってはどんな自分かって 瞳の奥を見つめてしまったんだ こんなに近いのに(遠い場所を)探している気分さ」とかいや全部好きで曲の時点で完敗だったわけだけど、
それが3DMVでどうだ、イベント時あんなにかっこいいスーツだったのに恒常衣装のあれで踊るの大丈夫なのか?とちょっと心配してたのがウソみたいに完璧なやつがお出しされてびっくりした。
3DMVのすごいところは初めて見る人を惹きつける力ももちろんだけど、ずっと追っていた私みたいな人間をも黙らせる火力と解釈の塊なところだ。
三人のダンスの違い、衣装がどれだけ翻るのか、細やかなカメラワーク、三人の豊かに揺れる表情。これはLegendersにとっての日常であり、終着点にもなりえるものだと思った。
この先どんな困難があろうとも、彼らにはこの曲がある。あのパフォーマンスに行き着く。だからモバの七夕で終わった時も彼らを信じることができたと個人的には思っている。
ソロも過去のどの楽曲よりも個性が強く、重なった時の驚きがある。今後こういう曲が来ても、TBTと同じになるのは難しい気がする。それくらい、いろんなものが重なった曲になった。私の中では。

 

 

■おわりに
10曲って少なすぎる。あと好きな曲って基本全部だから選ぶの大変だった。
でも自分はどの曲をどういう理由で好きなんだろう?を分解して考えるのは楽しかった。
企画してくださった方、ありがとうございます。
SideMにかかわるひとたちみんなが明日もたのしく過ごせることを祈っています。

 

2023年の月記

 

はじめに

2023年、人生少し長くなってきた感あるのだけど本当に激震の一年だった。

せっかくなので、記憶が新しいうちに年内の振り返りをしたいと思う。日まで指定するとスカスカになるので月単位にするし、なんか微妙に空いてる月は飛ばす。日記じゃなくて、月記。

 

……という記事を本当は年内に書きたかったんだけど、サボったので2024年1月に書いています。すみません。

このブログは感想ブログじゃないの?というお小言が来るかもしれませんが、今年一年の人生の感想、ってことで……

 

 

1月

■モバエムサービス終了

私は2017年のクリスマス(side:happinessだったはず)からモバエムを始めたのでだいたい5年くらいになる。

この時はまだ物理媒体もポータルの話もなんにもわかってなかったので素直に見送れなかった気がする。というか、モバエム自身も全然朗らかにお別れする気がなかった(直前まで話が更新されてたんだけどそんな感じだったかれ)のがモバエムだな~と思った。

 

■深雪改二告知

艦これというゲームを知ってから今年で10年になる。

鉄底海峡のイベントが終わった後何も知らずに運良く着任した際、周りの提督が「ここは少し前までひどい戦争があったんだよ」と教えてくれたのを覚えている。

艦これは毎年周年にあたる4月には記念の改二が実装されるのだが、それに深雪が選ばれたとの報がイベントを見ていた提督たちから流れてきた。

これに対して青天の霹靂だったのかというと実はそうではなかった。9周年の折、珍しく深雪に周年おめでとうの期間限定ボイスがついたのだが、そこで「来年は改二とかどう~?(意訳)」と本人が言っていたのだ。いやそんなことあるかいな。

しかし前年やその前の年あたりから深雪はにわかに書き下ろしなどの機運が上がっていたのは事実。ローソンコラボの書き下ろしとかサントラCDのジャケットとか。かなりしっかり段階を踏んで満を持しての改二実装だったなあと思う。

 

深雪は第二次世界大戦前に沈んだがゆえに、史実をなぞろうとする多くの艦娘と一線を画す「特異点」と呼ばれることがある。

でもそれってつまり活躍した歴史がないのだ。他の武勲艦の方が目立つのは当然で、正直改二は絶望的だと思っていた。

だから決まった時、祈るしかできなかった。 祈りが届いたのか杞憂だったのか知らないが、4月、深雪さまは人生でも類のない最悪の状態になった私を助けてくれたひとりになった。

 

■サカモトデイズ読んだ

もうほんと恥ずかしいんですけどボイスコミックに推し声優のひとりである汐谷文康さんが出てたので見るか!→おもしれ~漫画だ……前ジャンプ買ってた時のにも載ってるから読んでみよう→おもしれ~!!!になった。今は単行本勢です。

アニメ化してほしい。

 

 

2月

シーパラコラボ

今年のプロデューサー業務で一番楽しかったの、これだと思う。

夢に見た水族館コラボ、書き下ろし、フードコラボ、クリスさんと実際の海洋専門家さんとの音声案内、そして声優さんをフルメン揃えてキャッキャさせたのちイルカショーを一緒に見る…… すごいな改めて。

ユニット単体で声優さんが全員いるイベントはむちゃくちゃ珍しくて、しかもそれがイルカショーって……もともと仲が良くて最近はみんな忙しいからあまり一緒におおさわぎできなかったんだろうなとか、

客席が近くていつもよりも数倍ファンサしてくれたりとか、ここにいるの全員Legendersのオタクなのやば……になったりとか、

レジェ楽曲の初カバーがイルカさんだったとか、もう本当に隅から隅まで楽しかった。

 

当たり前なんだけどユニット単体のイベントって、普段のライブやイベントに比べてお目当てユニットが出てない、有り体に言うと待ち時間がゼロなんですよね。

いやそれを失くすためにいろいろ予習して楽しめるところだらけにするのもこちらのお仕事ですけど、それでもやっぱりムラはあるわけで。

それがない………一切油断できない……本当にすごく楽しかったです。またやってほしいけど他ユニットもやってほしい。

 

■moiw

配信で見た愚か茶の間オタクですが楽しかった。

にわかながら今までいろいろとsideMの扱いづらさみたいなのをブランド合同のあれそれでは感じていて、でも面白いところと他にはできないこともいっぱいあるんだよな~と思っていて、その可能性の一端を見た気がした。

765プロオールスターズの歌うReason!!の「輝きの向こう側へ」とか、 天ヶ瀬冬馬天海春香のごまえとか、 秋月涼率いる315プロの歌うRaise the FLAGとか文脈で殴ってくる力も強かったし、

かと思えばなんかとりあえずみんなこれ見たいよね!!!!みたいなやつが全部盛りで来てみんなかたっぱしからメチャクチャになっていくのもほんとに楽しかった。配信リアタイした二日目の一発目が765信号機のヒカリのdestinationだった時の勝てねえ……感本当に良かった。

 

これは別に後付けって感じだし気のせいかもしれないけど、ここでけっこう5ブランド足並みそろったなあと思ったのもあって、
あったから4月の出来事はよりショックだったし、他マスのオタクが思ったより援護してくれてびっくりしたのもあった。
宿題が全部片付いたってわけじゃなくて、これから何回でも合同できるなあと思える感じの構成だったので、またやってほしい。今度は担当が出てくれるといいな。

 


■推しカプのWebオンリーがあった

私はもともと筆を執るまでが重い(くせに大して絵も字もうまくない)オタクなのだけど、
そんな私が同人誌を書くまで至った推しカプは今まで2つあった。3つ目が件の推しカプになる。
めちゃくちゃよかった~。この年になってようやく二次創作ってどうして面白いのかとか自分の好みとか、
赤の他人の創作(しかもわざわざ見えるように公開してくださる)に対して何を求めるのか?とか、
いろいろ考えるようになって、その上で推しカプの何を自分は出力したいのかを考えてなんとか出力する日々、楽しかった。
いろんな人の書く推しカプ、本当にいろんな気づきがあって良さがあって、よかった。

 


4月

■仕事が非常事態になった

冬あたりからずっとあったのだけど、職場でのパワハラがこの月から激化した。
私はいわゆる出向型の会社なのだけど、自分の会社ではなく出向先の方の人間に許容範囲外の暴言と無茶ぶりと本来私のポジションでは実施できない仕事を投げつけられる日々になっていた。
自社の方はとてもよく対応してくれてたのだけど向こうが全くなしのつぶてで状況は悪化の一途であり、
もともとメンタルは強い方だし耐久性もある方だと思っていたのだけど数か月そういうのに晒されてこの月からいよいよダメになってしまっていた。
毎日泣いていた。ずっと罵倒され否定される恐怖に怯えていた。仕事どころではないのに仕事は降ってくる。
仕事は何とかこなすもののもう生きていけるかが危うい程精神的にやられていた。


■家も非常事態になった

実家の人間が認知症の初期症状になり、深夜発狂するようになった。
同じ家で寝ているので当然それの対処に追われるし、寝れなくなった。
家族で協力して対策には当たるが事象自体はしばらく続いて、家事負担もここでかなり増えることになった。


■サイスタがサービス終了することになった

さすがに今じゃないだろ、が感想だった。
予兆がなかったとかそういう話じゃない。仕事と家庭の方が崩壊寸前の状態で趣味まで木端微塵にならないでほしかった。
いろんな人が精神的にピンチになっていたと思うけど、私も相当ピンチになってしまった。

ソーシャルゲームという媒体においてほぼ最悪に近い形で終わりを体験させられたわけだが、
これについては今なお許したとかそういう感情はない。
エンターテイメント企業がユーザーにトラウマレベルの不信を体験させたこと、末代まで恥じてほしい。
二度とやるなこんなこと。

この経験があるせいで、今でもSideMに限らず、コンテンツに対して「でも明日突然切られる可能性もあるしな」と思うようになった。
別に悪いことばかりではなくて、なら後悔なく楽しむべきだよねという姿勢でいられる。
オタクコンテンツに命をかけてしまってはなくなった時が怖いというのが今回わかったので、なるべく趣味は分散させていきたいなあ。


■深雪改二実装

生きててよかった。あと最推しの艦がつよい姿を見れるようになったのでよかった。
実際この改二実装のおかげで久しぶりに艦これを触ることになり、そちらに気を取られていることで助けられた部分が多かった。


■担当アイドルの二曲目のソロと新しいユニット曲の試聴解禁

同じくらいに試聴が解禁された。Eclipse of the HeartはLegendersの楽曲では意外だけど今までなかったダークな系統の曲で、
なんというか、当時の状況にとても寄り添ってくれていた気がした。偶然かもだけど。

 


6月

■人生初福岡上

あまりにも錯乱しすぎて人生初声優トークイベントのチケットを取り朝四時半に起きて新幹線で福岡に行くという初めてだらけのことをした。福岡ではフォロワーさんとご一緒できてとてつもなく楽しい時間を過ごせた。トークイベントも楽しかった。

 

7月

■315 Production presents F@NTASTIC COMBINATION LIVE ~BRAINPOWER!!~

暗雲立ち込める中、直前になって「それはファンコンの告知で言うやつでは?」「それファンコンで言わなくていいの?」「おい!!!!!」みたいな話がどんどん出てきてめちゃくちゃ懐かしかった。

実際ファンコンも配信だったけど楽しかった。そして終わった後の告知にLegendersが二弾に決まったとあり、卒倒した。ストーリーのタイトルを見てひっくり返った。

 

そういえば9周年生放送で確か8thライブのメンバーも発表されて、どうも雨彦と想楽がソロを歌うらしいことを知って二度卒倒した。

 

 

8月

インテックス大阪にいく

なんかフォロワーがみんなイベントに出るらしい!じゃあ行くか!と思ったら大阪だった。そんなこんなで大阪初上陸しました。

楽しかった~。実家とかその辺がまったく近畿に縁がないのでりくろーおじさんという幻の一品にも初めて出会いました。

 

■艦これイベント始まる

深雪改二実装の恩を返すために夏イベントに参加。実に4年ぶりだそうです。春イベントは、全然準備してなかったので自主的に辞退していました。

 

 

9月

■VIVANTとちいかわを見ていた

VIVANT、リアタイできてとても楽しかったな~。お話も面白かった。

ちいかわは完全ににわかですが、この時展開されていたお話に出てきたセイレーンちゃんがあまりにもかわいすぎ&理想の化け物だったのでだいぶちゃんと追っていました。前代未聞の長編だったというのは最近知りました。

 

FF14をはじめた

3Dのオープンワールド系ゲームもファイナルファンタジーもやったことのない恥ずべきオタクだったのですが機会を得たので始めました。

2024年1月時点でまだ手探り状態でそろそろ新生が終わるぜ!というタイミングですが、これからもちまちまやっていきたいなー。

 

10月

THE IDOLM@STER SideM 8th STAGE ~ALL H@NDS TOGETHER~

すべてが吹き飛ぶくらい楽しかった。本当に。

正直、正直ここで一度区切りをつけようと思っていたので、こんなに楽しくて、しかもまだあんま終わる気が全然なさそうなお知らせがいっぱいあって、本当にうれしかった。

いろんな人が見に来てくれて、よかったよって言ってくれて、よかった。

担当アイドル達が担当外のひとたちに褒められるのって、本当にうれしい。

 

■F@NTASTIC COMBINATION LIVE 連動ストーリー「自分の見え方」

私は結局「ここで成仏しなきゃマジで一生成仏できないバケモノになるからなるべく納得感あるストーリーであれ…!!!」というスタンスで臨んだわけだが、結果的にはかなりいいお話をもらえたなあと思っている。

何よりも、あのストーリーはフルボイスで、8th前に公開されたということは当たり前だけど声優さんたちがそのお話をある程度把握している状態でライブの練習に励んでくれていたのが本当によかった。

 

11月

■315 Production presents F@NTASTIC COMBINATION LIVE ~CONNECTIME!!!!~ DIMENSION ARROW

一か月もあけずに浴びていい物量じゃなさすぎる。本当に最高でした。

 

12月

■天地四心伝の絵がでる

葛之葉雨彦さんラスボスじゃないですかー!やだー!

 

 

おわりに

 

最後の方適当すぎるのだけど、そこまで大それた事件がなかったので許してください。

あと秋ごろにそれまでいた出向先から逃げさせていただきました。1年近くパワハラと圧迫環境にいたせいで後遺症がすごい!!!!!!!という状態ですつら!でもギリギリ生きていけそうかもとは思えてきました。

本当に懲りたのでオタク趣味はある程度の割り切りをして、依存しないように生きていきたいと思うんですが、SideMがまだ元気でいてくれそうなので気力のある限りはぼんやりお話を見たりなんだりしていきたいな~と思います。

 

でも、2023年にそういうことがあって2024年を迎えて真っ先に思うのは、

いままであった楽しい思い出が思い出したくない呪いになってしまわなくて、本当に良かったってことです。

そりゃ人によってはまだ呪いの領域にある人もいると思うのですけど、私はSideMの楽曲が、今まであったライブの思い出が、MOIWで合同ってとても楽しいなと思ったことが、一応楽しかったなあという思い出にまで戻ってくれました。

思い出って記憶からすごく都合よくいろんなものを削られて盛られた偶像みたいなもので、自分の人生に染み渡っていくにつれて、自分の一部になっていくと思うんです。

それが突然否定されたり、ないがしろにされるのって、自分の深部を傷つけられているのと同じことなんですよね。それがゲームなのか、ライブなのか、それを複合した自分の体験なのかは人によって違うけど、「楽しかった」思い出を蔑ろにされるのはどんな悪口よりも傷つくんだと思っています。

 

4月にあったことはやっぱり許す理由とかはないし二度とやらないでほしいのは変わらないけど、

そこから本当にいろんな人が動いて頑張って神経削りながらいろんなことをしてくれたから今こうして私も自分の思い出を楽しいものとして置いておけるまで回復したと思うので、とても感謝しています。

同時に、自分に対してもよくここまで生きて耐え抜いたな~えらいな~と思っています。私よりつらかった人もいただろう、そうじゃない人もいただろう、まだ許せない人もいるだろうけど、2023年は本当にみんながんばって生きててえらい!の年だったなと思います。毎日自分をほめておいしいごはんたべてふかふかのお布団で寝るぞ!

そんなわけで2024年もなんとか生きていきたいです。ありがとうございました。

【ライブに行った】F@NTASTIC COMBINATION LIVE CONNECTIME!!!! DIMENSION ARROW【SideM】

315 Production presents F@NTASTIC COMBINATION LIVE CONNECTIME!!!! DIMENSION ARROWお疲れさまでした。
私は自分のことをよく「アニメから入ったにわか」と言っていたんですが、最近アニメから入った人間はもう新参ではないことを認知しました。
SideM知って5年くらい経つにわかプロデューサーの感想を残しておこうと思います。

 

◇これを書いている人はLegenders担当です
◇これを書いている人はファンコンのストーリーと8thライブとこのライブで頭がおかしくなっています


■公式サイト

idolmaster-official.jp


事前のお話

・一応前公演であるBRAIN POWER!!は見ていたものの、正直何をやるのか、どういうコンセプトなのか、
4ユニットあるけどお当番ユニットである2ユニットとそうじゃないユニットはどのくらい曲数差があるのかとか、
もう何もわからない状態だった。かつ私は後述するが致命的な見落としをしていて、交換曲の予想も「Not AloneとString of Fateとか?」くらいしか言ってなかった。結果から見返すと本当におばかすぎて泣いてしまう。担当ユニットなのに。

・しかも私は初日の13時公演、つまり本当の初演でDIMENSION ARROWに立ち会っている。夜に公演した共鳴和音と違い、4ユニットの類例がマジでない状態だ。本当に何もわからないまま、幕張メッセのイベントホールの前から三列目くらいにいた。端だったけど。

・ストーリーは一応全部目を通していた。ちなみにLegenders側の「自分の見え方」を読んだ直後の記事はこちらです。

soremosouka.hatenablog.com


「不揃いなサンカク」もめっちゃよかった。C.FIRSTが成長する一助に選ばれたのが、まさにそのタイミングで悩み抜いている北村想楽だったのが、本当に良かった。
北村が言うべきか言わざるべきかを悩むモノローグをあえてC.FIRST側のストーリーで入れてくれていたのも優しさだと思った。
それぞれがもがいて、いろんな人に頼り、少しずつ己を出していく、そういう小さいけど大切な一歩を書いてくれて、とてもありがたかった。
直後に「この世界の主人公」があったのもよかった。このへんはまた今度。

 

 

本編


前説

・北村がキレキレすぎて泡を吹いた。
そんな飛ばして大丈夫なのかと思ったが全く杞憂だった。

 

01.NEXT STAGE
そういえば、おろかな私は同行者のフォロワーと事前に全体曲何がいいかな~と話をしていた時ネクステがいいな…と言っていた気がする。
いやでもネクステっていい曲ですよね。いろいろなものが中止になったりした後、初めてライブで聞いたのがネクステだったのもあるかも。

 

02.We're the one
03.Legacy of Spirit
04.The 1st Movement ~未来のための二重奏~
05.喝彩!~花鳥風月~
そもそも最初にクラファの曲が来たのでだいぶ認識が遅かったんだけど、最初の曲だ…となった以上に「ま、ま、ま、幕張!!!!!!!!!!」になっちゃって大変だった。
なぜBP含めこんなに幕張にこだわっているのか謎だったんだけど、「最近ご無沙汰だった曲をやる」と「2ndライブ~3rd序盤の再演」が今回のライブは多分に含まれていたと思っている。
BPの前例があったのに気が付かなかったのが本当にアホだな~と思うけど、今回の4ユニットのうちクラファ以外は全員2ndライブが初の大型ライブかつ円盤が残っているライブになる。
声優さんたちはライブを重ねてきているものの、アイドル自身は全く同じ道を歩んできたわけではない。当然、本人たちが等身も同じくしてライブ会場で披露したことのある曲も、メタ的に言えば「ない」状態から始まっているといえる。(Altessimoは一応オケコンがあるけど)
だからこのファンコンライブでは、幕張イベントホールでSt@rting Lineの曲で始めることで、声優ライブの部分的な追体験をアイドル達にさせたかったのではないかと思っている。もちろんそこにクラファも巻き込んで。
私はそもそもアニメが始まった時からのPで、その段階で存在していたライブ円盤も2ndのものしかなかったこと、3rd開幕直前に見たことでLegendersPとして彼らの行く末を見たいと強く思った経験があるので2ndライブは……親……みたいなもんで、それをなぞられたのでもう、ここで頭がパンクしてしまった。


06.Trust me now
ほんとうにおろかすぎるんですけど、イントロの時点で「おっTMNじゃ~んクラファか~~~→ちが~~~~~~う!!!!!!!!!!!!」を素でやり吹っ飛んでしまった。あと予想もしてなかった曲なのでなおさらビビった。

前回のBPと、今回のCTだと彩・Altessimoの交換曲はひとつの課題としてはあるものの、ストーリーからすると本筋ではないというかお楽しみ要素的な味付けだったように思っている。だから私もそのノリで交換曲を予想したもののあまりピンとくるものがなかったのだ。
LegendersとC.FIRSTは交換曲にストーリーの続きというか、そこで得た信念とか決意を込めていたように思う。
Legendersの曲って劇中でもあるようにクラファの曲とは似て非なるというか、先端へ行く者たちがこちらを振り返って「お前はどうする?」と聞いてくるような、なんかそういうイメージなのだ。だからクラファの、Trust me nowの「信じて」はものすごい破壊力だった。
交換曲でここまでうちのめされる予定がなかったので私はここですでに気絶しかけていた。あと新しい曲を聴くたび思うけどLegendersの声のユニゾン、年々綺麗になってないですか?気持ち良すぎてはやくCDが欲しい。


07.KARMA
08.Sweep Your Gloom
09.Hundreds Color
10.Undiscovered WORLD
11.GO NEXT
12.Flowing Freedom
殴ってくる力が強すぎてよく覚えていない。
ただ、眉見と雨彦はストーリー上でも気にかけられていたというか多分似たような流れになるんだろうなの心もあると思ったら天地四神伝で同じ人物演じるっぽいのはもう少しなんというか手心というか
あと組み合わせが意外というか、天峰と北村がペアになるのはあまり予想してなかった。けっこう絡んでたからそりゃそうなんだけど。
Legendersにいるとなかなか見えづらいが、北村は天峰や漣あたりにはちょっといじわるなおねいさんポジションになるのが私は好きだったので
今回浴びるほど見れて本当に良かった。連携するところはしっかりしていたのもよい。


13.Make New Legend
あの~これの話ちょっと長めにしていいですか……人生でも類を見ないレベルのおろかさでこの曲が来ることを1ミリも予想できませんでした……LegendersPなのに……いちばん大好きな曲なのに……
あとTMNがあったのに「ギャアMNLじゃん!!!!!→(人が)ち、ちが~~~~~~~~~う!!!!!!!!」をやって吹っ飛んでた。もうダメだ……人生で一番頭がよかった日はセンター試験の日だったけど人生で一番アホだった日は間違いなく2023/11/18でした……

真面目な話、なぜ私がこれを予想できなかったかというと簡単で、公式を信じられてなかったの一言に尽きるんです。
不揃いなサンカクのストーリーは結果的に他ユニットに比べてしまうとどうしても「最初の一歩」という印象になる。そしてすぐあとに大きなお話がもう一つ控えていることも、それだけでは絶対にクラファの話は書き終わらないだろうというのもわかっていた。
TMNでも書いたが、今回のLegendersとC.FIRSTの交換曲は彼らが得た信念とか決意が滲んでいる。
そして、C.FIRSTと、その後ろにいるSideMを作り上げている、彼らの人生を信じている人たちの決意が詰め込まれたのがMake New Legendのカバーだったのだと、私は思っている。

私はMake New LegendがSideM楽曲の中で1番好きなのでことさらに思うが、そもそもLegendersの楽曲の中でユニット名の元である「Legend」が入った楽曲は現状これしかない。これしかないしその中に込められたメッセージ性は他楽曲とはやはり頭一つ抜けていると思っている。まあレジェの楽曲ってどれもけっこう独特なメッセージ性というかエピソードがあるのでどれが強くてとかはあまりないと思ってるんだけど、MNLは好き補正もあって……はい……

それともうひとつ、LegendersからC.FIRSTへのバトンタッチの曲でもあったように思っている。時代の変遷というか。
Legendersはもともと候補生から投票で選ばれ、今でこそ滅多に泣かないことがわかっている声優さんたちが恐ろしいほどのプレッシャーを感じていた2ndライブからC.FIRSTの加入までずっと最後尾のユニットであり続けた。
主だってモバの話になってしまうが、その間には実に様々な仕事があり、越境も個人もユニットも各々が成長を遂げ、今回のファンコンライブのストーリーでようやく全員が一歩先へと歩みを進めることができた。
だから今度はC.FIRSTの番で、君たちが先端を担うのだという、そんなメッセージにも見える。
……こう考えると、お披露目の時や6thライブの際C.FIRSTの声優さんたちにかなり気をかけていたり、リスアニの対談などもあったことも思い出すので、つくづく声優さんたちはアイドルの一歩先を行っているんだな……と思った。


14.桜彩
15.Never end「Opus」
「幕張」すぎてめちゃくちゃ叫んだ。

そう、彩にとっての幕張は2ndライブももちろんだけど、3rd幕張初日の「桜彩」もある。
幕張で、桜彩を知っている状態で、フルメンでの披露を見ることができてとても光栄だった。

Never end「Opus」も私はとても好きというか、2ndライブでString of Fateの前にあったこの曲の衝撃がすごかったのもあり、かなり神格化していた節があった。担当外なんですけど……
でも2ndライブの振り付けとはかなり毛色が違うというか、「この曲は彼らにとってはそこまで重苦しいものではないんだな」というのがわかったのがよかったな~と思った。2ndライブのあの感情極振りのパフォーマンスは、あの日あの時の声優さんたちと舞台を作り上げた人たちだからこそできた結晶だったんだと思う。

 

16.組曲 -to All Ages Concerto-

私が見たのは初回公演だったのでこれも試聴以外一切情報がない状態で見ることになったのだが、ファンコンライブの特性を生かしたというか、声優ライブだけでは絶対にできない難易度の曲がつくられたというのはめちゃくちゃ意義があるな……と思った。

12/1のラジオで、この曲は声優ライブでの披露は前提としていないつくりになっている、歌うのだけでも非常に高難度なのにファンコンではダンスまであって……と声優さんたちが話していたのを聞いて、こんな形で楽曲の幅が広がるのもすごい……と思った。Dramatic AnthemとSecret Lightがかなりメッセージ性の強いシリアスな楽曲だっただけに、組曲はひたすらに喜びと楽しさが詰め込まれた楽曲で、最後に公演名がどんと歌われるのもよかった。

 

17.来来美食

おろかすぎて「来来美食はこの次のクラファのストーリーの楽曲だから来ないだろ~」と思っていた。後から考えると桜彩とOpusの枠に来る曲があるんだから来来美食しかもうないんだよ。

C.FIRSTは結局交換曲として渡したTMN以外すべての楽曲を本人たちも披露できてて、それもまたよかったな~と思う。足並みそろってるというか。他ユニットではどうしても全曲やるのは難しいくらい曲があるし。

声優さんたちとアイドルで振りの違いとかも面白かった。CDが出てないのにコールが完璧な客席が異様すぎたけどそれはもう、優秀なPたちの側面が出まくってたからなので……

 

18.Time Before Time

3DMVの曲をどう料理するのか、はBP、ひいては声優さんの7thライブでの課題でもあったと思っている。

MVとしてどのユニットも珠玉の出来になっていて擦り切れるほど見ている人間も多く、つまりは目が肥えた顧客になってしまった人が多い曲をどのように魅せるのか。これについてはユニットごとにかなり答えが分かれる結果になっていると思う。

Legendersの場合は3Dでできることの制約もあったのか、MVとはフォーメーションもかなり変わっていた。んだけど細かくファンサポイントが敷かれていたり、「なんていうか意外だったのさこんな風に並んで歩くのが」のところでMVでは目を閉じていた雨彦が想楽とクリスの方を見やっていたとか一番で雨彦がウインクしてたところを二番で北村もウインクしてたりとかとにかくいろいろあり、本当によかった。

 

あと、今更?って感じなんだけど本人たちのダンスがそこまでバキバキに踊るタイプじゃなかったというのが個人的に良かったな~と思った。というか声優さんたちがすごい踊れるんだな……というのを痛感した。もうちょっと踊ってもよかったかも?くらいは思ったがモデルの都合もちょいちょいありそう。特に雨彦が。

雨彦は客席をあおる際かなり自由にジャンプしたり足蹴り上げたりしてるし話を聞くときも姿勢がちょっと傾いてたりして、隣でちょこんとしている想楽(174cm)とお行儀よく構えているクリスとの対比が本当に面白かった。

MCの話をすると永久に文字が続くのであんまりしないが「俺たちの末っ子を返してくれ」で爆発したのにちゃんと二日目まで黙ってたのえらすぎる。ほめてほしい。

 

19.Secret Light

そもそもライブコンセプトの話からになるんですけど、サンカクが3つと長針短針秒針の3つを合わせて三本の矢にしてテーマを「現在(イマ)」にするの、すごくないですか?

試聴の時点で「そう、何も壊さないで 叶う夢はない」が強すぎたし、クラファに「旅の終わり」を歌わせることの意味を考えて唸ってしまった。

これまでの彼らの歩みはモバもありステもありスタもあり舞台もライブもあってそれぞれみんなばらばらだったけれど、今まさにそれを束ねてこれからを綴っていくところで、あてがきのように6人に配された言葉が本当に美しくて、よかった……他ユニットに来ていたらいいな~!!!っ暴れるくらいいい曲だったのですがなんと担当ユニットの曲だったので大喜びしました。

 

20.Beyond The Dream

これがやりたかっただけだろ選手権すぎて大喜びした。あとフィジカル1人だったからやんないと思ってた。そんなおいしいのをセトリ決めてる人が見逃すわけがなかった。

ビヨドリもまた「幕張」の象徴だと思っているし2番のサビ前の「最高(315!!!!!!!!!)」ののコールが一番楽しいので、やれてよかった。

 

21.DRIVE A LIVE

すっかりEDの定番になったドアラも3Dの彼らは初めてだったのだと思うと感慨深い。MC的にいつもの感はあったけども。

 

 

共鳴和音の方も見たんですけどやっぱり幕張の、あとクラファは初ライブである6th東京をなぞってるな~と思ったしレガスピやTBTに比べてストフェがかなり声優さんライブよりだったのが嬉しかったなとか、

ストーリーは事前に全ユニット読んでて交換曲も実は和風堂々じゃないかとは思ってたけど想像の一億倍ヤバくて一日一回アーカイブ見ないと深刻な中毒症状が出るようになったとかいろいろあり、多分DAと同じくらいの回数アーカイブを吸っています。

円盤も決まり、オーコメもアイドル本人という贅を尽くしたような構成でうれしいし、担当カメラも控えてるし、次の公演も決まってるし、CDも出てるし、PRSもなんかヤバそうだし10周年に向けて半年前からギア上げてくみたいだし、

SideM元気だな……本当に……4月の時正直かなりいろんなことを覚悟していたので、ここまで好転してくれて私は嬉しいです。

前の記事でも書いたんですが私は「自分の見え方」のストーリーで成仏したので、これからはゆるゆるふんわり追えるな……と思ってたんですが、ついていけるのかちょっと不安になるくらいいろいろあって……でもいいことだと思います。このまま書きたいこと全部書いてほしい。せっかく今世界線をまとめようとしてくれてるし。ゲームはなくなったけど元気なSideMでいてほしいのと、彼らの行く末もまだ気になるので、私もいちPとしてまだ現役でいようかなという心持です。ありがとうございました。

 

 

【ゲームをした】艦隊これくしょん~艦これ~ 2023年夏イベント【ゲームをした…?】

 

2023年8月26日夜。イベントに手を付ける決心をした。

2013年11月着任のあおたま提督は19年を境にイベントに参加できておらず(厳密には時々ちらっといたのだが完走は19年以降一度もしてない)、この度10周年記念で最愛の艦娘である深雪にまさかの改二が実装され、仁義を果たすために今回のイベントに参加する運びとなった。

 

今回はゲームの感想ではなく日記形式。なんか過去のイベントからするとえらい楽しい事態になってきたので、ツイッター引用を主にしながら形跡を残していこうと思う。

 

■コンセプト

 ・無理をしない

 ・基本は丙難易度にする(前半だったらもう少し上げてもいいかも)

 ・キラ付けとかしない

 ・使えるものは使う(攻略サイトWiki、いろんな計算ツール)

 

■E1 本土近海哨戒遭遇戦

 選択難易度:乙(+15の爆雷が欲しかったのと、乙なら何とかなるかもという話を聞いていたので)

 

新規ドロップ①:第二十二号海防艦

  

この後丙で挑むなら札気にしなくていいじゃん!と思いメイン戦力をふんだんに投入したおかげでらくらく乙でも突破できた。よかった。

 

=====8/27=====

■E2 

 選択難易度:丙

 

艦これを楽しんでいる

 

新規ドロップ②:Salmon

 

■E3

  選択難易度:丙

 

アホすぎる

 

 

 

=====8/28=====

新規ドロップ③:South Dakota

 

新規ドロップ④:伊203

 

 

■E4

 選択難易度:丙

※アホなので札が関係ないことを忘れている

 

E6の間違いです

 

そらそうなんだけど通常海域の基地航空隊からいちいちもってこなきゃいけないのめんどくさすぎて泣いた

 

 

=====8/29=====

 

 

新規ドロップ⑤:薄雲

 

イベントあるある

 

諦めが早い

 

演習が下手

 

=====9/1(ちょっとサボった)=====

 

9年目にして初のおまけ枠入り。装備もなかなかよさげなのをもらえてラッキー。

 

その発想は無かった(タービン6個しかない鎮守府感)

 

=====9/2=====

新規ドロップ⑥:Ranger

 

 

新規ドロップ⑦:宗谷

かねてから会いたかった宗谷さんなので喜んでいます

 

新規ドロップ⑧:雲鷹

 

■E5

 選択難易度:丁

かわいそう

 

かわいそう

 

この日はE4とE5を終わらせた。

 

 

=====9/10(確か資源がやばすぎていったん備蓄と演習に励むことにした気がする)=====

■E6

 選択難易度:丙

 

富豪の道楽みたいなものを感じる(甲作戦やってる人たちにとっては道楽でも何でもないだろうが)

 

=====9/12=====

びっくりした

 

※違います

 

 

大ピンチ

 

正解

 

=====9/15=====

新規ドロップ⑨:C.Cappellini

どうしてこの鎮守府は潜水艦のおニュー艦だけすぐ来てしまうのか

 

E7の情報も混沌としてたのでいったんE6で籠城する覚悟を決める

 

=====9/16=====

新規ドロップ⑩:涼波

 

 

新規ドロップ⑪:Javelin

かわいい

 

新規ドロップ⑫:Jarvis

これで次からのイベントは瀕死にならないぞ!

Jenusがほしくてまだ回る

 

=====9/17=====

 

新規ドロップ⑬:竹

 

 

=====9/18=====

なんとJavisが二隻来てしまったので撤退。

戻ってE5の方に行き、今度はアトランタを狙う。

 

新規ドロップ⑭:冬月

 

新規ドロップ⑮:Sheffield

いっぱいくる

 

本当に怖い

 

 

=====9/19=====

 

新規ドロップ⑯:Jean Beat

すぐ二人目が来る

 

=====9/21=====

新規ドロップ⑰:G.Garibaldi

 

新規ドロップ⑱:L.d.S.D.d.Abruzzi

名前が難読すぎる

 

 

 

=====10/2(E5をしばらく掘ったが成果なくイベント終了日も決まったためE7着手)=====

■E7

 選択難易度:丙

 

 

=====10/3=====

このイベントトーチカさん働きすぎじゃない?

 

新規ドロップ⑲:秋霜

 

艦これを楽しんでいる

 

=====10/7=====

新規ドロップ⑳:岸波

 

輸送で使う大発が攻略サイトに比べしょぼしょぼなことで有名な鎮守府

 

皆言ってる

 

新規ドロップ㉑:Victorious

新規ドロップ㉒:Tuscaloosa

ここで燃料がまさかの5000切りを果たしたため終了。

 

=====10/8=====

資源も見事に破砕

 

結局なぜか残っていたDMMポイントで燃料を買いました

 

そのあともしばらく掘ってましたがめぼしいものはありませんでした。

久しぶりに参加したけど資源が足りなかった以外はなんだかんだ楽しんでできたのでよかったです。次も無理せず参加できたらします。

【SideM】Legendersは最後の一歩を踏み出し、最高のユニットになった

◇序文

soremosouka.hatenablog.com

この話を書いた後、MobageアイドルマスターSideMのサービス終了があった。
今年初めに書いた記事ではごまかしていたが、相当落胆していた。七夕後、必ず北村想楽がもう一歩を踏み出すイベントがあると思っていたから。
で、まあ思い出を順番に話すとその次にサイスタがサービス終了した。告知は4月。
サイスタはステと同じくみんな揃ってリセット世界だったおかげでまた道が遠のいたなあ…と思っていたらそもそもそれどころの話ではなくなった。
私も人間で自分の精神を守ることが第一なので、諦めるしかないのかなと思っていた。あとモバエムでレジェをねっちり書いていたであろうライターが怨霊になってないか心配していた。あんまりに志半ばすぎて。

 

そして7月。
315 Production presents F@NTASTIC COMBINATION LIVE の第一弾終了時の告知で、
第二弾にLegendersがいて、付属するフルボイスストーリーのタイトルが「自分の見え方」であることが発表された。

 

千載一遇のチャンスだと思った。
モバエムで悔恨を残しているアイドルとして北村想楽はそこそこ目立っている。ペンギンの終わり方からしても意図的だろうけど。
その彼にスポットが当たり、なおかつユニット三人が中心になる、フルボイスの長編ストーリー。
ここしかない。これで一発でなんとかしてもらって、よかった~って言って満足するしか私が成仏する道はない。

 

 

本日10月27日15時、315 Production presents F@NTASTIC COMBINATION LIVE 〜CONNECTIME!!!!〜のストーリー配信が開始された。

 

結果どうだったのか?

 

 

……すごくよかったので、みんなによんでほしいと思っていまこれをかいてます。

 

※いつもの妄言です
※書いた人は、カップリングをたしなむ方のオタクですが、なるべくフラットな視点で書くことを目指しています
※「自分の見え方」のネタバレはしますが、テキストそのままを写したりスクショしたりはありません。ぜひ購入して読んで、聞いてください。

 

◇本文

北村想楽の無限思考鑑賞会
北村想楽は思慮深い人間だ。常に考え推敲して出力する言葉を紡いでいるからあの独特な伸びをした喋りになるのではと個人的には思っている。
そのモノローグが今回の話にはとても多かった。これは絶対にモバエムでは圧縮される部分だと思うのでこの形式へ感謝してしまった。
かつ、今回はモバエムでもめったになかったフルボイスだ。そしてファンコンのお話の中の北村想楽はモバエムの経験がすべて蓄積されている。
長尺モノローグの北村のボイス、本当に良かった…本当に、汐谷さんによる北村の不安が内包された少しだけ弱めな声が大好きなので、
聞き放題状態で天にも昇る心地だった。

それとなんというか、こんなに内側で悩みや不安を膨らませているのに、なかなかそれを仕事面でも悟らせないのが北村だな……と思った。
だからこそここまで解決に時間がかかったともいえるし、それこそが彼の魅力でもあるのがまたよかった。


・変わったのは周りなのか、自分なのか、両方なのか
海に誘ってきたクリスに「変わらないよねー、クリスさんは」という想楽、たぶんこれは「巡り逢う星々☆七夕LIVE」のストーリーで雨彦の願いが以前と変わらず掃除にまつわるものだと思い込んでいたことと同じだと思った。
他人の様子をうかがうのは得意だったはずの想楽がなぜ二人に対して「変わらない」という決めつけをしていたのかは語られなかったけれど、
もしかしたら灯台下暗しというか、自分の側にいればいるほどその変化に気が付かなくなってしまう感じなのかもなと思った。もしそうだったらちょっと愛しすぎるな……

そのあとごはんに誘うクリス、行こうかという雨彦、それをも断ってしまう北村の構図、あと一歩が踏み出せない北村のその時の位置を象徴するイベントでとてもよかった。
Legendersはクリスが行こうといって二人が断るケースが多いけど、そこに乗ってくるようになったのが雨彦というのもよい。
そして「氷上のアクアリウム ~個性豊かなペンギンたち~」では水族館デバフという末恐ろしい所業のせいで想楽を助けられなかったクリスの、
全力全開で想楽を気遣い寄り添ってきた姿勢があまりにも完璧で、やっぱりクリスさんはすごいな……と大の字になってしまった。
そこの前にあった想楽と二人での会話の後のモノローグにもあったが、クリスは他人の揺らぎにとても敏感ではあるが生来のやさしさ故に「心配ではあるが、その人を信じる」という選択肢を取ってしまい
結果的に手を出すのが遅れることがあるというのが暗示されているのもよかった。Legendersはそれぞれが思慮深く優しいが、その性質は三人それぞれ違っていて、噛み合ったり噛み合わなかったりする。
変化し続ける自分と他人と、そこでユニットとしてどうすればよいのかを考える。二次元らしからぬとても人間めいた流れだと思う。

 

・ようやく三人目
ストーリー12のレッスンで北村を止める雨彦がほんとによかった。
やっぱり北村が一番察してほしくないことを察して一番ショックを受けるタイミングで助け船を出してくる人なんですよ葛之葉雨彦という男は。
でもこれまでは、「「氷上のアクアリウム ~個性豊かなペンギンたち~」の前まではやんわり北村が傷つかないように止めていたのがほとんどで、
ここで雨彦が正面から北村を、一切の笑顔もなく止めてきたのはさらっとやってるけどものすごい成長だと思った。
なんというか、相手に傷をつけないように不安にさせないように動いていた男が、ペンギンであれだけ不器用な声掛けをしていた男が、七夕のあの決意の後この行動に出れるの強すぎる。かっこよすぎる。
その時の北村の表情も悲痛でよかった。彼は表情パターンがかなりあるけれど、内包している感情がとても多いのに表出するのはほんの少しなんだろうな…というのが、
モバのイベント絵形式では気づけないそれでとてもよかった。さっきからよかったしか言ってないな。でもよかったんです。

もともと自分一人のためにアイドルを始めた人間に、自分と同じくらい無意識に大事にしているユニットがあるの、あまりにいとおしすぎませんか?
クリスは婚活で、雨彦はタイプリで、そしてついに今回北村はファンコンで他二人に支えられて成長に必要な最後の一歩を踏み出しているのがほんとにいい。

あとちょっとだけこれは願望というか勝手な思い込みにしておきたいのですが、後ろの方で「毒舌キャラでいきましょう」と後押しするプロデューサーがいたけど、
これは「北村さんがそういう人じゃないのは、私はちゃんとわかっています」という信頼が裏にあっての発言だと思っている。
ifとして、アイドル活動をはじめた一番最初期にも同じセリフをプロデューサーが言う可能性があるかもなと思ったのだけど、それと今回の発言ではやはり後ろにある前提が全く違う。
毒舌キャラでいったとしてもこの事務所で、Legendersで築いてきた「北村想楽」という人間は揺るがないという確信があってこその発言だと私は思った。というかそう思わせてほしい。


「タイムプリディクション ~時空の監視者~」のイベントストーリーの最後、打ち上げに行こうとした二人を止めて自分の思いをほとんど初めて吐露した雨彦に、クリスは言っていた。
「ふふ、ありがとうございます!雨彦の考えが聞けて嬉しいです。」と。
今回最後の方のクリスのセリフに「想楽の考えを聞けて良かった」という主旨のものがあって、この人は本当に二人の話を聞いて、二人が自分に何かを話してくれるのがうれしいんだな……としみじみしてしまった。

Legendersは各々が歯車の形を変えていった。
噛み合わなくなったとき、今までは引くべきところを引いて、気づくべきところだけ声をかけて調整をしていた。
それが今回ついにユニットの中で変わろうとする本人が助けを求め、それにユニットメンバーが答える形になった。
きっとここからのLegendersはより強い力を得る。これからの仕事ぶりも楽しみです。

 

◇その他

・スチル、この期に及んで三人一緒の一枚絵じゃないのもう三週回って面白い。今度綺麗な三人一緒の最強美麗ピクチャもらえるってことでいいですか?サイスタのフェスもそういうのじゃなかったんで……可惜夜のチェンジ後大好きなんですけど……ぜひご検討ください……スーツチェンジ前も大好きなんです……
ラジオ、北村がめっちゃ楽しそうだったし俺達を翻弄してくる北村くんはやっぱり北村くんなんだな……と思った。
・ストーリード頭の雨彦のモノローグ良すぎて最初からこっち泣かしてくるのずるくないですか!?になった。混合時空だからクラファは後輩(正確にそう表現されたわけではないけど、Legendersはモバ数年分の記録がありクラファはそこがあまりない状態なのはわかったので)として過去の自分たちを見るような心地になってるのもよかった。

・最後の方の眉見と雨彦の会話がよすぎた……
まるで事務所に入ったばかりの自分に声をかけるような感じの雨彦、やっぱりこの二人は似てるんだな~とも思った。
そして背負い込みすぎという忠告があんまり響いてなさそうな眉見もよかった。背負い込むのが当たり前だと思っているから、なのかも。

・これはこの文を打っている今しか通用しない話なのだけど、
8thライブでのLegendersを演じる声優さんたちはこのお話を(フルボイスなので)間近で見てくれていた過去があるというのがとても大きいなと思った。他ユニットもそうだけど。
特に1日目は雨彦と想楽はほぼ確実に新しいソロ曲の披露があるわけだけど、曲もめちゃくちゃ覚悟が決まったやつなわけで、
これをあのお話があるのを知ってる声優さんたちが歌うのはなかなか強いな……と今から戦々恐々としている。というか絶対よいものになってこのファンコンの感想も流れちゃう気がするから今こうして必死になって書き留めてるわけですが。
いい舞台だといいな!

 

 


そんなわけでLegenders BIG LOVE!好きだ!の塊になったPの妄言でした。
あとは8thとファンコン本編を浴びるだけ!やったね!これからもよろしくお願いします。

【ゲームをした】ファミレスを享受せよ【感想だけでネタバレはないよ】

oissisui.itch.io

 

フリーブラウザゲーム「ファミレスを享受せよ」をプレイした。

元々Twitterで回ってきておもしろい、短い、やさしい、雰囲気がいい、すこし不思議系とそれは気になるに決まってる文言が並んでおり、「アンリアルライフ」「MOTHER」あたりの空気が好きだった私は勿論手を出した。

 

プレイ時間は公式ページには30分とあるが、2ルートやるなら通しでやるとしても2時間くらい、間違い探ししておまけを見るなら+30分くらいだった。

ゲームを買ったり起動したりする手間がなく、ブラウザで、こんなに短時間で、深夜のファミレスという夢と現と空想世界の丁度狭間に意識を沈ませることができる、とてもよいゲームだった。

 

◆良かったな~ってところをあげていく。悪かったなって点は特にないで~す。

ネタバレはないように気を付けていますが好きなキャラがネタバレの存在なのでそのお名前だけ出ています。

 

・雰囲気がいい

・BGMがいい

身も蓋もないが、色使いも統一されてレトロな線とピコピコなBGMで不思議なファミレスと奇妙な先住の人たちが表現されているのが本当にいい。サントラ発売待っています。待ってます。

 

・お話のSF(すこしふしぎ)と、やさしさがいい

やっていただければわかるのであまり詳細は記述しないが、不思議加減が非常に良かった。製作者さんのブログを覗いた際見た「いじょシチュ」というのがぴったりで、はたから見ればおかしすぎる状況に対し、異常なくらい冷静に受け入れてなんかエンジョイしてる…楽しいのか…ならいっか…と自然に楽観的になれるストーリー展開がよかった。

本来であればガラスパンの言う通り数千年も何もできないままファミレスという閉鎖空間で死ぬ事も許されない状態だったわけで、普通の人間なら発狂したりいくらでもネガティブな展開に出来る状況だ。それに対してそこまで突出して強いわけではない(この場合の「強い」は物理的な話もそうだが、精神面もである)彼らと彼女たちのゆるやかでなごやかで、でもすこしだけさびしい箱庭。少しずつ明らかになっていく事情と、だれかとだれかの間に流れる感情に心を揺さぶられ、ハッピーエンドへと進んでいく。ストレスなく、でも楽しい逃避行が味わえて、久しぶりに素敵な夜を過ごす事ができた。

 

・「動かない」ことによる想像力の刺激

令和の今、ゲームと言えば何もかもが動いて当たり前、YoutuberだってLive2Dで動く時代だ。それに真っ向から反するように、このゲームでの登場人物たちは表情を動かさない。真顔のままでは決してなく、「この言葉をしゃべっている時はこういう表情をしているのかな」というのが窺えるような、深みのある絵になっている。私は特にこういう表情がリアルタイムで動かずに台詞だけで感情を揺らして表情を想起させる系統が大好きなのでめちゃくちゃ喜んでしまった。省エネもそうなんだけどやっぱりリッチにあえてしないことで出てくる余白みたいなのが私は好きなんだろうな~と思った。

 

・キャラクターの奥深さ

とにかくこれは好みによりけりなのだろうが、ムーンパレスにいる人たちがみんな「こういう性格」で判を押されたものでなく、いろんな人生を歩み、ムーンパレスに飛ばされてから幾重にも思いを積み重ねてきた人間だったり、人間でなかったりするんだなあというのが、短いストーリーの中に出てくるたくさんの会話と間でうかがえるのが大変見事だと思った。私はなんだかんだクラインさん(の…)とお話をするあのシーンが一番好きで、ああ物語がすごく大きく動いたなという感じと、クラインの思いとそこに付随してくる誰かと誰かの忸怩たる思いとが重なったどうしようもない神秘性がよかった。行きたくなる度月の涙を飲みました。

 

 

短時間でできる!怖いやつは無いに等しい!(一瞬ホッヒョ!てなるところはあるかもしれない)(人によりますがでもよっぽどじゃなければ全然大丈夫です)不思議でやさしい世界に浸って五体満足で帰ってこれる、そういう素敵なゲームです。難易度も私のようなポンコツでも全然問題なくできるので、GWの2時間ほどをぜひ「ムーンパレス」でお過ごしいただければ幸いです。

 

【SideM】いいね7000超を記録した北村想楽イベント雑誌「好奇心は猫を殺す」を読む

アイドルマスターSideM Mobage版がサービス終了してぼちぼち2か月になる。
まあその、色々あったはあったと思うのだけど、モバエムのWebオンリーがあるということなのでなんか一個くらい出し物をしたいねと思ったので、

モバエムイベント雑誌いいね数累計7000超を獲得した伝説の雑誌「好奇心は猫を殺す」を読み下してみようと思う。

※個人の解釈です

※書いている人は二次創作をたしなみますが、なるべくフラットな視線で書こうとがんばっています。ご了承ください。

 

◆「好奇心は猫を殺す」概要
2018年 2月28日~3月9日まで行われたイベント「熱血のリーズナー TALK&LIVE」内で実装された北村想楽のイベント雑誌である。
イベントは年季のあるロボットアニメの主題歌をJupiterとLegendersで歌うことになり、秋葉原を各自満喫しながら見識を深めていくというもの。
当該雑誌は秋葉原散策の折の一幕だが、おおまかな流れを記すと
北村想楽が葛之葉雨彦を誘って猫耳メイド喫茶に入ったところ猫耳被ってハートマーク作らされ想楽は真っ赤雨彦はノーダメで終了」というものだ。


知らない人の方が少なそうではあるが、初見の人はきっと「何言ってんだこいつ」と思ったことだろう。
この記事の主題は、このセンセーショナル極まるストーリーが、どれだけ緻密に組まれ彼らの尊厳を壊さずに配置されたかを読み解くというものである。

こちらがその入口画面。上下のいいね回数が様子のおかしさを予感させる

 

目次

 

 

前提1:この時の北村想楽について

サイスタからふれたPたちと、あまりLegendersにかかわってこなかったPは少し驚くかもしれないが、モバエムにおける初期の北村想楽はサイスタの現在・そしてモバエム後期の彼とだいぶ環境と様子が違う。

北村想楽と、他人と大人への反抗心について
そもそもの話として、モバエムにおける北村想楽の恒常雑誌を見てみると、自分らしくいるためにアイドルになるという主題の横に
「絵が好きだった兄がいわゆる社畜になってしまい絵を描けなくなり、己を殺し凡庸な人間になってしまった彼へ多少なりとも落胆している」心情が存在している。
少し丸めた言い方になるがひいては「自分を殺してしまうような大人になりたくない」という、大人全てへの反骨心が彼の深部には灯っているように見える。
そしてもっと深いところには、自分が一人で生きていかねばならないという他人全てへの柔らかな拒絶も見え隠れするように思える。

「大人」への反骨心はユニット結成時に延焼を起こしてしまう。
両隣に来たのは同年代でも年下でもない、なんなら兄と同じ「働く大人」としてかなりの年数を過ごしてきたはずの男二人だったからだ。
モバエム初期のユニット内ボイス付き会話について、想楽との会話が剣呑な空気であることからもこれはうかがえる。

例1
葛之葉 雨彦:なあ、俺のことも詠んでみるかい?
北村 想楽:ふふっ、怖い大人は遠慮しますー。

例2
北村 想楽:究めたる、想いが故の、空回り。
古論 クリス:?…失礼、文学表現には疎いのです。


つまりモバエムの北村想楽は雨彦とクリス本人の気質以前に、大人に対する反抗心があったと考えられる。
これはしばらくコミュニケーションにおける非常に難解な壁になっていたのだが、雨彦もクリスもぐいぐい仲良くなろうというスタンスではなく
想楽を尊重し、それに寄り添い傷つけぬよう配慮し必要な時には助言をする、という途方もない技術が必要なことを平然とやってのけてしまった。

もともとビジネスライクとして他人に迷惑をかけないように、というところで表面上は何事もないように見えていたが、想楽の警戒心は少しずつ氷解していく。本当に少しずつ。
Happy Resort Weddingではクリスから「私の大切な人」というド直球かつ最大級の好意をもらった。
雨彦も想楽もここはかなり起点になっているイベントで、読んでない人がいたらぜひ読んでほしい。フルボイスだし。

そして大人だけでなく、他人すべてへの壁も少しずつ解け始める。
Happy Resort WeddingからLegendersとしては2イベントこなした後、想楽としては二度目の越境になる「Xmas Live 2017 -Side:Prelude-」において、
年下アイドルたちとの共演、そして同年代で全く違う経歴と考え方を持っている清澄九郎との交流。
自分を追い詰めてしまった想楽へ九郎がかけた言葉で、彼はひとりでいないことの意味と、大きな成長の糧を手に入れた。

この大きなイベントをこなした後というのが今回の「熱血のリーズナー TALK&LIVE」における北村想楽の心境の主軸だ。
ちなみにサイスタでの彼がそういった壁があまりないように見えるのは恐らく思考の原点になっている兄が社畜に近いとはいえ
モバエムに比べるとかなり楽しそうに仕事をこなしている状態だから、だと考えられる。
兄への忸怩たる思いがないのであれば雨彦やクリスに対しても当然態度は軟化している。この変化は実に面白いと私は思った。


②雨彦との探り合い
前述したとおり大人への反抗心を持つ想楽だが、その反抗心を燃やす相手の一人に葛之葉雨彦がいる。
見た目からしていかにも悪い大人の男たる彼はその実まったく悪いことをしないわけだが、その代わり飄々として本心を見せない。
なんとかして尻尾をつかもうと想楽は幾度か水面下で探りを入れている場面があるのだが、このイベントの前にあった「315MAGAZINE 乗馬紳士なアイドルたち」「ART COLLECTION LIVE」の増刊号にて
その一端を見るような場面があった。
前者は犬が苦手?な雨彦が牧場犬に懐かれて困っているところを隠れて見ていた北村に預ける事で借りを作るような描写が、
後者は雨彦のスケッチをした際狐耳をつけた彼を描き、雨彦に「隠し損ねたかな」と言わせる場面があった。

これは乗馬の増刊号。カード絵では一切見ないいい表情をしている

反抗心の氷解とともに、そもそも人間同士としての距離を少しずつ縮めている場面があったことで、
イベント当時の北村想楽はアイドルとしてデビューした当時に比べれば、他人に対しても、葛之葉雨彦本人に対しても、そこそこ警戒心が薄れていたのではと推察できる。


前提2:この時の葛之葉雨彦について

前提1が長かったのでここの記載がどうなるかを不安がる人もいると思うが、
当時の雨彦についてはほとんど説明する必要がない。なぜならモバエムにおけるこの時の雨彦はクリスや想楽と違って成長や変化が見られない段階だからだ。
サイスタの状況とほとんど同じだと思ってもらってもいいと思う。彼が揺り動かされ変わっていくのはもっと先の話。

 

「好奇心は猫を殺す」を読む

前提条件はここまで。本題に入ろう。

 

初見の方はぜひ何らかの方法でこの雑誌を読んでから記事に戻ってきてほしい。

現時点で見れるものは公式からのものではなく有志がアップしたものしかないためこちらを紹介するが、公式からのアーカイブ提供があり次第差し替える予定。お願いだからよろしくお願いしますね公式さん。

 

(2023/12/12追記)

ずいぶん前になってしまうが公式にアーカイブが追加されたのでリンクを貼っておく。実装までの間youtubeに動画をアップしてくれた有志の方、ありがとうございました。

 

asobistory.asobistore.jp

 

 

カードやイベントストーリーの情報を総合すると、クリスと冬馬がプラモショップで和気藹々、北斗と翔太がゲームセンターへ行ったように見える。
残されたのは雨彦と想楽。

 

前述の通り北村はユニットメンバー、特に雨彦についてはかなり警戒していた節があったはずだがここではどうもそれが薄れている様子がある。というか、どちらかというと気を抜いているような感じもする。
前イベントであるクリスマスライブの折にあった他ユニットメンバーとの交流と成長、他人に助けてもらうことの意味を知った事、そしてその前にあったウェディングでの決意、乗馬とアーコレで雨彦を出し抜いた優越感。

そして秋葉原という、どう考えても雨彦は不慣れで想楽は(ひけらかしてはいないものの)そこそこ親近感のあるこの土地も相まって、この表情になっているのかもしれない。

 

「Cat Maid カフェ」つまり猫耳メイドカフェを発見する想楽。


直接関係ない話だが、この猫耳メイドカフェは恐らく彩の華村翔真さんの行きつけのメイドカフェだ。
【オフショット】のチェンジ後で隼人・恭二と一緒に猫耳を付けておいしくな~れ♡している様子が見えるので恐らくそう。この後出てくるメイドさんも当該カードに映り込んでいるメイドさんと笑顔が似ているので、たぶん。系列店かもしれないけど。
サイスタでも去年の一彩合彩のイベント時に彩メンバーたちが訪れていて、なんとフォトスポットに背景もある。

 

この顔である。北村は他のアイドルであればモノローグでしゃべって説明しそうなところを喋らない事が時々ある。これはその最たる例だ。

猫耳メイド喫茶という異端の地に自分と違って何も知らない雨彦を連れ込めば一泡吹かせられるのではないか、という、まあ、結末と普段の思慮深さから思えばだいぶ短絡的な思考である。ここからも気を緩めていることというか油断というか、とにかくそういうものが感じ取れる。

 

引きずり込もうとする言い訳も落ち着いてみるとだいぶ怪しい気がするが、雨彦は特にそれを指摘しない。

 

もう悪戯をやりきり勝利を確信している顔だ。

ちなみにここから2コマ前まで雨彦の表情は一切見えない。

後々の展開を考えるとここでの雨彦は「罠に気が付いていないフリをしていた」または「本当に興味本位だけで特に何も考えていなかった」の二択があるわけだが、

私としては前者かなあ…と思っている。

あの雨彦が必要以上にニコニコしている想楽に対して一切気が付かないとは思えないし、入った先にあるイベントもきっと予見できていたか、起きるかもしれないし平気かもしれないがまあどっちでも面白いしいいか…のどちらかだったのではないかと思う。

想楽がこのままでは自業自得とはいえ自爆してえらいことになるかも、という場面で雨彦があえて警告せず黙ってそれに乗っかったというのが非常に私は好きだった。

雨彦は悪人面ではあるが悪いことはできて悪戯まで、というくらいのド善人なので基本は自分に対して悪戯してくる人間であれちゃんと警告してくれる気がするのだが、

この時の想楽の様子がいつもよりかなり警戒心が薄れていて、それが見えていたとしたら雨彦はだいぶ嬉しかったんじゃなかろうか…とも。

そもそもが世話好きで、これは当時一切わかっていなかった事だけど年の離れた妹がいる30の男が、11年下の一生懸命こちらと対等であろうと生きる青年のことを好意とかそういうことでなく仲間としていとおしく思っていないわけがないと私は思っていて、

常々MAX警戒度だった想楽がこちらに悪戯しようとしてきている、しかもそのまま行ったら自爆しかねない事をいつもの想楽ならわかりそうなはずなのに、気を緩めているのかまるでわかっていなさそう…という状況であったら、どうだろうか。

自分に対しての警戒をある程度(無自覚とはいえ)解いてくれている、という一点のみでも雨彦にとってはうれしいイベントだったのではと思う。

でもそこで想楽の自爆を警告せずに見過ごしたところは乗馬やアーコレで積まれてた借りがあったからなのかもなあ…とも。雨彦なりの、一段階上がったコミュニケーションだったのかもしれない。

 

 

そうはならんやろ。なっとるやろがい。
ここが北村想楽の真骨頂といえるコマ。

今は触れ回る人々もいるのでそうはならないが、何も事前知識なくこれを読み進めていたイベント当日のわたしはこの前のコマまでで「二人であっさりおいしくな~れして雨彦さん似合わないし動じないねーお前さんこそうまいことできるもんじゃないかみたいな会話して終わるんかな」と思っていた。というか想楽はそういうことに動じないものだとばかり思っていた。

突きつけられた現実はこれだ。見たことも無いくらい顔を真っ赤にしてぐちゃぐちゃのハートマークを懸命に作ってかろうじて笑顔を保っている。

北村想楽の魅力の一つは、動向を見ている人間の予測と異なる反応を返してくるところだ。そのうち予想よりもしたたかな言動をするケースももちろんあったが、クリスマス2017の際の自傷するかのような発言と今回のこの赤面のような予想と違った弱さを見せてくるケースがあるのがすごい。非常に雑な言葉で言うと「人間だな」と痛感した。

 

何回見てもすごい絵面だ。

「変わったまじないだな」という雨彦の無知っぷりというか年相応な場違いさを表すセリフもそうだが、

それに対し「アキバ流のおまじないで~す」と素早く切り返すメイドさんがコミュニケーション能力の鬼すぎて泣いてしまった。

様々な場面で雨彦同様他人を翻弄する側に立つことが多かった想楽が完璧なツッコミに回る非常に貴重な場面。

 

雨彦の無知を突いて連れてきたら立場が一気に逆転してしまった想楽が「慣れてるみたいだねー」と言う。慣れてないって踏んで連れてきたんだろお前。

全然関係ないがこのコマで映っているオムライスのメニュー名はサイスタの一彩合彩のイベントストーリーから、「ぴゅあふるオムライス」である可能性が高い。

 

無情にもトドメを刺してくる雨彦。

この「にまっ」という効果音は想楽がととのった際よく使われるものだ。完全に意趣返し。猫耳もしっかりしてるシュールな絵面のはずなのに絶望的なまでに顔がいい。

でもやっぱりしてやったりの感情とともに、普通に楽しんでいるようにも見える。

 

あれだけ売り言葉に買い言葉したりなんだりしていた北村想楽の完全敗北というか自爆が猫耳メイド喫茶になるとはだれが思っただろうか。本人も思わなかっただろう。サイスタの想楽が聞いたら卒倒しそうだ。

 

最後のコマ。どんなに恥じらいがあっても目の前のおいしそうなオムライスは食べている。したたか。

そしてここでのポイントはクリスに頼ろうとしている事だ。これも本人は無自覚っぽいが、ビジネスライクな関係でいようとしていた想楽が自らクリスに助けを求めているのがこれまた気を許していることのあらわれでいとおしい。

想楽からすると、メイド喫茶で真っ赤になっていたところをよりにもよって一番見られたくないであろう雨彦に見られてしまったわけだ。しかもその雨彦をメイド喫茶に引き込んだのは自分なので完璧に自爆。泣きっ面に蜂どころではない。

 

全然関係ないけど雨彦のあの声で「キュンキュンナポリタン」とか発してる事実があるの意味わかんないな。

 

最後のコマは全イベント共通のFin.の文字だけなので、解説はここまで。

 

 

イベント本編での言及について

見返すとそこそこ大事件だった秋葉原猫耳メイド喫茶事案ではあるが、面白いのはこのイベントストーリーの本編にこの話は一切出てこない点だ。

情報としては雨彦のカード台詞で「メイド喫茶?…いいぜ、行ってみよう」があるくらいで、これも誰に言われているかは当該雑誌を読まないとわからない。

で、起きた事も起きた事、雨彦からすれば面白半分にいくらでも触れ回ることができただろうにその描写は見えない。

メタ視点的にもかなりセンセーショナルなイベントであったはずなのにそれをイベントの目玉にするどころか、言及すらもしていない。雑誌を読まないと知られないクローズドな事象にとどめている。

このことからすると、おそらく雨彦は「秘密」として誰にも話していないし、公式もそれを尊重しているのでは…と思う。

こういったセンセーショナルな事象はとかく噂として伝播して揶揄されるネタになりがちなのだが、公式からそういったマイナスな追撃はなかった。そう、マイナスな追撃はなかったのだ。

 

後日談(Magical Halloween Festival2021)

そこから2年ほど後のハロウィン選抜で雨彦は狼男のコスプレをした。狼耳と爪と尻尾で。狐と間違えられたらしい。ニコ

その次の年、2021年のハロウィン。

なんと想楽は雨彦とお揃いのコスプレを披露してきた。

 

雨彦だけがケモ耳のカチューシャをするのはまだよかったが、

「想楽が」「雨彦とお揃いの」「ケモ耳カチューシャをした」事実はちょっとなんか深読みをしてしまう気がする。しかもこの時の想楽は柄にもなくテンションが高く、セリフにも「がおーがおー!」と珍しくエクスクラメーションマークまで入っている。

 

あれだけ真っ赤になってしまっていた因縁の耳カチューシャで、数年たってハートマークも臆せず作れるようになったし(バレンタインライブ2019参照)、耳カチューシャして動物の掛け声くらい恥ずかしがらずにできますけどー?という意地にも見える。雨彦はその場にはいないから、あの事件を知っている限られた人間にだけ、様子の違う彼の理由は推し量れるようになっているのではないだろうか。

ここでも「好奇心は猫を殺す」の事象までおおっぴらにすることなく、あくまでも連想ゲームのひとつとして可能性にとどめている、というのが非常に細やかな配慮だなと思った。

 

 

おわりに

モバエムが終わってしまったことでLegendersPとして悔恨が残っていないわけでは当然ない。悔恨はありすぎてまともな記事がかけないくらいだった。

でも、ないもんを嘆いても仕方がないしこれからサイスタの彼らがどうやって成長していくのかはすごく興味があるので、しずしず見守っていきたいなと思っている。

でも多分まだモバについてもつらつら吐き出したいこともあるので、その辺も思い出したらまた記事にしたい。どっちも好きです。みんなも無理しないで楽しめるところを楽しんでくれたらと思います。