【SideM】Legendersは、愛でできているのかもしれない ※ネタバレあり感想
【ストーリー】
— アイドルマスター SideM【ブランド公式】 (@SideM_official) 2024年6月20日
CDシリーズ「CIRCLE OF DELIGHT」と連動したストーリー本日公開🎉
フルボイス&スチルイラスト2枚でお届け✨
Legenders『支えあいと巡りあい』https://t.co/07oW8a3n1z
※このストーリーはアソビストアプレミアム会員限定の読み放題コンテンツです#SideM #315プロエピ pic.twitter.com/wGnp0ABFP9
この話、読みましたか?
読んでない?じゃあ、読んでください。話のクオリティは心配ありません。曇らせもないから。ヤなやつもいないから。頼む…!!!!!!!読んでくれ……!!!!!
2018年初頭からLegendersを追ってきた限界人間を気持ちよく打ちのめしてくれる最高のストーリーなので、ぜひともボイス付きで読んでください。
吐き出さないとどうにもならないので感想を書きに来ました。よろしくお願いします。

※「支えあいと巡りあい」のネタバレ感想が含まれます
・かなり明確に「過去にやった仕事の二回目」が打ち出されていて、しかもその仕事がモバでも目玉中の目玉かつ「ウェディングスーツを着せ花嫁への誓いの言葉という体でユニットメンバーたちへの気持ちを吐露したり、結束を一段強めるイベントもできる」ウェディングPRイベントだったので、正直「二回目として何をやるんだ…?どう差別化するんだ…?」の気持ちが強かった。
何せLegendersのウェディングPRイベントである「Happy Resort Wedding」は彼らにとって最初のターニングポイントなのだ。フルボイスの状態がポータルで聞けないのが惜しいが、クリスが思い悩み、雨彦と想楽がそれを助け歩み寄り、最後にクリスにプロポーズさながらの決意の言葉をかけられ、ユニットとしての結束をぐっと高める素晴らしいストーリーなので、まだ見ていない人はぜひ見てほしい。
で、今回はその「Happy Resort Wedding」を超えないといけない。そんなことできるのか?と内心不安もあった。それを公式とライターは「いいや、超えるね」といともたやすく壁をぶち抜いてきた。積み重なった彼らの経験と想いと向上心と成長すべてを愛してやまない者にしか書けない、おそろしいストーリーだった。
今回の話で雨彦、想楽、クリスはアイドルになった当初からは想像もつかないほどの成長を遂げ、最初のビッグイベントだったモバのウェディングPRと比べても恐ろしい破壊力の誓いの言葉を口にしたわけだが、つまりそれって当初のキャラの性格や設定などから大幅に変化しているはずなのだ。
彼らは二次元のキャラクターであるがゆえ、「こういう性格」「こういう言動の癖」と定められたところがあるはずで、それが様々なイベントなどを経て徐々に変わっていく様なんて普通のキャラクタービジネスでは描けない。
「アイドル」という本人の本質と異なる姿でも「仕事」と割り切れることでの負荷軽減と、イベント自体を細かく重ねていくモバのスタイルと、その途中の点を切り取ったCDなどでの声優さんの表現力と、そうして変化していくアイドルたちを信じて愛してくれる人がいなければ絶対にできないことだ。
そしてもう一つ大事なのはその成長と変化に対する極上の説得力だ。つまりキャラクターの成長とは「以前まで見ていたキャラクターと同一ではない」言動をすることに他ならない。一歩間違えればキャラ崩壊だ解釈違いだになりかねない。キャラクタービジネスとしても売りになっている部分が揺らぐのはあまり受け入れられる話ではないだろう。
だというのにここ数年Legendersはずっとその変化の奔流の中にいる。それなのにその成長にはきちんと理由付けがあり、少なくとも私のような素人でもそれが納得できるようになっている。これってすごいことだ。めちゃくちゃすごいことだ。キャラクターが生きているという比喩表現は時たま聞くかもしれないが、多分公式の中には私たちよりもはるかに強く彼らが生きて、日々成長していることを信じている人たちがいるのだ。その人たちの働きによって表現されたもので、私たちユーザーもまた彼らが生きていることを信じさせてくれる。これって、本当にすごいことだ。絶対に失わないでほしい。とてつもなく難しいことを実現させてくれていることを、強く強く感謝している。ありがとうございます。
・Legendersに限った話ではないのかもしれないが、三人ユニットというのも個人×3と、二人ずつの関係×3と、三人での関係というものがある。
なんというか、どれに対しても愛情のあるやりとりがあり、胸がいっぱいになってしまった。これも一筋縄でできる話ではない。ライター、Legendersのこと好きすぎないか?
・北村が一人で本屋にいるシーンがかなり如実に現れているが、やはりLegendersの三人はもともと「ひとりで生きてゆかねばならない」覚悟を決めた人だったのだろうと思う。愛を一切知らなかったわけでは当然ないが、それでも背中を預けるに足る隣人を、いないときに思う相手を得て、彼らとともにいることを悪くは思わない。それって、やっぱり愛なのだと思う。
・雨彦がいなくなってしまった際の二人の焦燥が漏れ出るボイスが本当に良かった。
あと、そのシーンで結局雨彦はスピリチュアル何某と掃除にまつわる何かをしていたが携帯の電源も入れてたしメッセージも送ってたのに全部それがスピリチュアルな何某に妨害されていた、ということになるっぽいのだが、
この妨害はネガティブなものではないのでは?とちょっと思った。
北村の反応から連絡が取れなくなるということは以前までなかったことから同種の妨害は受けてこなかったし雨彦もちゃんと連絡をしていたことが伺えるので、力の強いそういうのが妨害してきたのか?とも思えるが、
私はむしろスピリチュアル何某の方が「雨彦はもう少し自分の身を案じられていることを自覚すべし」といたずらしてきたのではと思えた。
直近一コマの「雨と紫陽花」(ドドドドド名作なので未読であればぜひ一読いただきたい)でもあったが、雨彦の「掃除」は地縛霊などに対しても物理的な排除だけが手段になるわけではない。見えざるものたちからすれば、自分にかまってくれるとても貴重な人間なのかもしれない。排除する者ではなく共存するものとして、彼らの中にもまた、雨彦を愛してくれているのだとしたら、だいぶいいな……それは……になった。真実かどうかは知りません。
あと雨彦が戻ってきた後のクリスさんがしっかりはっきりモノ申してくれたのが本当によかった。言いよどんでる雨彦を察してちょっかい出して助けてくれた北村も本当に良かった。
・結婚観についての話で雨彦の情報がまたかなり出てきたが、七夕での決意とともに今回の誓いの言葉を含めると、もし今後家業とLegenders二人とともにあることを天秤にかけねばならなくなった場合、サイメモで言っていた「どちらも取る」から、「二人を取る」に傾き始めている可能性があるのでは、と思った。すごい。
今までずっと家業のために生きてきて、それ以外を考えたこともないような男がここまで来るのは純粋にすごい。人間一年生のムーブがよすぎる。
でも雨彦にとって掃除家業もおうちのことも引け目に感じないくらい誇りをもって接しているものだというのも見えるので、どうにか両方頑張ってほしいとも思う。でも二人の方が大事かも、という揺らぎはめちゃくちゃ、よかった。
今後のとっかかりはこのあたりなのかもしれない。「自分の見え方」が想楽、今回がクリス中心なのだとすると、やっぱそうなのかも。
・誓いの言葉、全員とんでもなさすぎて気絶した。
雨彦の口から「もう一人は耐えられない」って出てくるんですよ!?個人的に今回のストーリーの一番好きなテキスト挙げるなら私はこれです。ずっと一人きりで生きてきた男の最終着地点がこれなの、強すぎる。ライブでPERMAFROSTラストのあの絶対に相手が動けないくらい強い力で抱きしめる仕草とがっちりつながってて泣きました。
北村は本心を出すとやはり怯えと不安が混ざるのが本当にいいですね……フルボイスの破壊力が生きまくる。絡め手として言葉を巧みに操る彼から直球の告白が来るって本当に強い。
クリスというか全員そうだけど、モバとは全く種類の違う熱情にそれぞれ身を焦がしながら誓いの言葉を口にしているのが良すぎる。クリスは何となく今までそういうところを表出しなかったというか、それとなく暗示していたのが多かったところに今回のなので、すごい、いい……
・水族館での仕事の時水族館デバフという世にも恐ろしいライターの罠にかけられていたクリスさんが、今回南の島での仕事だというのにちゃんと芦原さんのフォローもして、想楽や雨彦のこともちゃんと見れていたのがはっきり成長を感じさせてくれてよかった。もちろん雨彦も想楽もそれぞれ成長しているけれどクリスさんが成長すると本当にLegendersとしてめちゃくちゃ強くなれるんだな……と感極まってた。
・最後のスチル、見ました?どうした?今までさんざん一緒にいるスチルが見たいよ~だの南の島でウキウキアロハシャツグラサンパラソルビーチサイドバケイションな新曲がほしいよ~とかほざいてた人間なので眼前に広がる事実に恐れおののいていました。全部来た。お揃いのアロハシャツ、でっかいサングラス、ヘアアレンジ、カンカン帽、夕暮れ、三人一緒で本当に、信じられないくらい欲しかったものが全部ある……
・てかよく見たらタイトル「支えあいと巡りあい」ってあえて「あい」がひらがななの、「愛」じゃない?
本当にすべてがよかった。CODのトリにふさわしいとんでもないものを頂いてしまった。一年前、サイスタがもうすぐ終わるころ、まだあきらめたくないと泣いていて、それでもあきらめなくて本当に良かったと思った。これからまたいろいろあるのだろうけれど、引き続き彼らの行く末をできる範囲で見守りたいです。
で、我々はリフレインアトリウムも"NOTHING TO LOSE"もフルで一切聞けないまま9thライブに挑まなければならないわけですね。試練すぎる。生き残って見せるぜ……!!!