【ゲームをした】Monument Valley
スマートフォン用ゲーム「Monument Valley」の感想。
別の場所に投稿していたやつを持ってきた。
久しぶりに、誰かにオススメされるでもなく動画などで紹介されるでもなく、純粋に自分で探し当てたゲームでたのしい経験ができた。
独特の世界、スマートフォンという小さくて綺麗な画面の中いっぱいに広がる騙し絵。
ファンタジーというよりも、絵本の世界の空気をいっぱい吸いたい人にオススメのゲーム。
冒頭でも言った通り全編が「騙し絵の中をギミックを使いながら渡り歩く」仕様。
主人公のアイダはとても弱い。ただ歩くことしかできない。
そんなアイダに道を作ってあげ、導くのがプレイヤーの役目。
Monument Valleyの世界はとても穏やかで慈愛に満ちている。
トラップにひっかかって死んだりすることも、
足を滑らせて落ちて死ぬこともない。
ギミックは「頭を使う」というよりは「とにかく試行錯誤して正解を導き出す」系統。やっぱり優しい。解けたときの爽快感と、試行ではなく思考で解けた時のピノキオ感はなかなか。
広がる騙し絵の世界はどれも美しく、一枚の絵としても優秀。
これを見るだけでも、お金を払ってダウンロードする価値がある。
一度やればすぐ飽きてしまうのかと思いきや、時々思い出したようにやりたくなる、まるで絵本を読み返すようにふとしたタイミングで触れたくなる。
現代のスマートフォン用ゲームとしてはなかなか特異な立ち位置にいる素敵なゲームだと思った。
最初に課金が必要なのでなかなか手が出しづらい、人にも勧めづらいというのが唯一の欠点かもしれない。
それでも総計で1000円もかからずに追加分まで含めて遊べるのはそんじょそこらのソシャゲや据え置きゲームに比べれば破格の安さだとも思う。
スマホに絵本を。アイダに手を