水底ガムシロップ

世の中わかんないことばっかりだ

【SideM】続・葛之葉雨彦は問題児である【B.N.M!】

 

※雨彦担当の妄言です

※ついでに想楽くんも担当です

※抜け漏れあったらすみません

 

前回仮説として提示した雨彦の問題点は二つ。

問題点1

雨彦は自分がこれからどうすべきなのかを迷っている。

もしかしたら、その迷っている事すらわかっていないかもしれない。

 

問題点2

雨彦は自分の事を大事にしていない。

その事について、想楽とクリスがわだかまりを覚えていることに恐らく気が付いていない。

 

 

今回Bland New Me!で進展が見られたのは結論から言うと1の方だった。

 

 

■Bland New Me!の雨彦は何があったのか?

Bland New Me!における雨彦はジャズ、陰陽師の倍増しで様子がおかしかった。

 

ワックスを使ったことがないと言って容器の9/10くらいを手に取ったり、

オフショットであんなに余裕の顔をしていたのに「髪を下ろすと幼く見えないか?…まあ、もう気にするような年齢でもないか。」と言ってきたり、

突然「今日はなんだか暑い気がするな。お前さんは平気かい?」と聞いてきたり。

 

【雨彦の「無知」】

>ワックスを使ったことがないと言って容器の9/10くらいを手に取ったり、

想楽(とおそらくプロデューサー)にドン引きされていたチェンジ前の絵面だが、

雨彦の「意外と世間知らず」な一面が今回恐らく初めて、はっきりと示されている。

これはわりとびっくりだった。

以前【碧の呪い】のマイデスクでパソコンの使い方を教えてほしいという台詞はあったものの、雨彦は基本的に「なんでもそつなくこなすし知識もある」人だと思っていた。

 

でも何故今回に限ってそれが表に出てきてしまったのか?鍵は同じカードの台詞にある。

 

>「髪を下ろすと幼く見えないか?…まあ、もう気にするような年齢でもないか。」

>「今日はなんだか暑い気がするな。お前さんは平気かい?」

今回の雨彦、珍しく照れているというか、落ち着きがない。

心に余裕がないからいつもはできていた無知を隠す立ち回りが全くできずああなった、というのが答えなんじゃなかろうか。

 

これまたTwitterで見た考察で申し訳ないのだが、「幼く見えるのが心配→照れ→自然と体温が上がる→今日は暑い気がする」というのがあってすっげー!!!!!となった。

 

突然この寒いのに恒常ツナギに申し訳程度のヒートテック重ねで何を言い出すんだお前と思っていたが、照れと焦りでの体温上昇というのは確かに頷ける。

限定台詞としても「気持ちに照れと焦りがある」事を前述の二つの台詞からつなげる形でより綺麗に暗示している。無駄な台詞なんてないんだな~。

 

 

【余裕がなかったのは何故なのか】

葛之葉雨彦、常に余裕で人をおちょくったり冗談ばかりでそういうものとは無縁としか思えない。

何故今回そこまで追い詰められてしまっていたのか?

 

さっきのワックス取りすぎ事件に戻るが、

ワックスを知らないという発言に対し「なんで前髪をセットしてんのにワックスを知らないの!?」となったし、鬢付けの油みたいなものを使っている話を聞いて「いやどこまで純和風やねん!!そっちのが探すの大変でしょ!」となり、しばらく考えて一つ思い当たったのが

 

「もしかして雨彦、葛之葉家という閉鎖世界に閉じこもったまま30年過ごしてきたせいで外界知識が掃除関連以外欠如しているのでは」

あと、

「雨彦は今までいた『閉じられた変わらない世界』からの変化を経験したことがないため、『自分が変わること』を認識できなかったし、『変化』を無意識のうちに怖がっていたのではないか」

という説。

今までそれがここまで表面化しなかったのは多分雨彦の立ち回りと誤魔化しが相当うまかったからだ。事実担当Pである私もこんな面があるとは思いもよらなかった。

 

 

【雨彦に訪れた「変化」】

信頼度MAXの台詞と上記から、

雨彦は今回「自分がアイドルになって変わってきている事はわかったが、

『具体的に何が変わったのか』『これから自分がどう変わっていく=どうしたいのか』はわかっていない。

でもその現状と疑問に自ら気が付けた」状態に変化した。

…と思う。

 

今回雨彦は「いつもと違う」状況にいた。

髪型は前述の通り。自分が変わるという認識がないまま、ぼんやりした恐怖を隠してあの台詞だったのだろう。

プラスして、一緒にいる想楽とクリスの変化がある。

 

クリスはカメラの前に立つのが苦手だ。ウエディングの時はトンチンカンな提案をしたりと苦労も多かった。

それが今回、キャッチフレーズに心躍らせ、カメラの前でも見たことのないくらいの攻撃的かつ魅力あふれる表情を見せた。

「新しい自分になる」という変化を心の底から楽しんでいる。

 

想楽はクリス程変化が顕著ではないのだが、チェンジ前の表情と仕草に全てが詰め込まれている。

事務所に入った当初と比べれば一目瞭然で、この北村めちゃくちゃ楽しそうなのである。

にわか担当Pとして言うならチェンジ後はもちろん、チェンジ前もすました顔が多く、最近のオフショなどでやっと素っぽい表情が見えた程度だった。

今回の北村はそれらとは一線を画すレベルで「あ、今何も取り繕ってないな」というのが感じられる。ほんとかわいい。

きっとこの顔が、聡いあまり物心ついた頃からひそかに仕舞われてきた彼のありのままの姿なのだとしたら、こういう何気ないタイミングで出てくるという演出含めてくるものがある。本人が多分自覚していないのも泣ける。

 

この二人の変化と仕事への姿勢、そして「新しい自分」の仕事を目の当たりにして、葛之葉という変化なき閉鎖世界から飛び出してきた雨彦は今回やっと、「自分も彼らと同じ「変わる」存在なのだ」と気が付いたんじゃないだろうか。

 

そうなれば「自分が変わるのだとすれば、一体どうなっていくのがいいのか?」=「自分がどうすべきなのか」を考えるようになってくれると思う。雨彦、思考回路はそんなにおかしくないはずなので…そのスタート地点になる基盤が抜け落ちているだけだと思うので…

 

今回の考察と妄想は以上。

 

 

ジャズの折にこちら側が「雨彦が迷っている」と受け取れる材料はかなり少なく、そこまで至るのにかなり苦労というか、推察を重ねなければならないレベルの手堅い暗示だった。

まあその、私は虚弱ツイッタラーなので嬉しくて前記事のRT先とかをちらちら見てしまっていたのだが、陰陽師程ではないが「珍しいなとは思った」「違和感はあった」と言っている人がかなりいたので、そのへんの「気づかせレベル」の想定と実績は公式の思惑通りだったのだろう。正直これも滅茶苦茶な技術力だと思う。モバエムのライターさん、すごい。

そこと比較すると今回はかなりあからさまというか、情報公開というか、そういう感じだった。ぶっちゃけ私も前記事が人目に触れている事があったので気が気ではなかったのだがそこまで当てが大幅に外れたわけではなかったのでほっとしている。

 

と同時に、1の問題が程度はあれ進展を見せてしまったということはアニバ(仮)でやるのは2の集中砲火になるのではないか、という懸念もある。

えっ勘弁してくださいそんなの嫌ですそろそろ泣くぞ…

 

恐らくここから先アニバまででレジェのかかわるイベントは確定でベスゲ、あってホワイトデーくらいだと思うのでそこまで待ってまとめたかったんですがご覧の長さになったので一旦やりました。宜しくお願いします。みんなマラソンのラスパ買おうな!